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カンボジア日記第151号(フレンドリーマッチvsプノンペンクラウンU15)

សួស្តី!

昨日はプノンペンクラウンのアカデミーチームとフレンドリーマッチを行いました。

45分×2本行い、結果は0-3で敗戦。

今回はトレーニングに参加できているメンバーの出場時間を確保しながら試合を行ったので、これが現状の実力です。

前向きに受け止め、次に進んでいきたいと思います。

失点は、コーナーキック、プレスのかけ方でこちらのエラーが起きてしまったもの、ゴール前での技術的エラーでした。

ハイプレスに関しては以前よりボールサイドへ限定しながら誘導できるようになっていますが、精度がまだ低く、外されたときにもスペースを埋め合うことができません。

カンボジアの選手は日本に比べて総じて持久力が低いので、カンボジアリーグを見ていてもハイプレスを志向するチームは多くありません。

チームが目指すゲームモデルの実現とカンボジアサッカー界を発展させていくためにも待ち受ける守備ではなく、自分たちで誘導してボールを奪えるチームを目指してトレーニングしていきます。

課題としては、

ビルドアップの場面でインサイドハーフがライン間にとどまっていられずに必要以上に落ちてきてしまうこと、

ファイナルサードにボールを運べたときにどこを狙うのか共通理解がないこと、

チーム全体で前進できていない(ボールを運べてもディフェンスラインのラインアップが間に合っていない、そもそも縦につけるのがはやく全体で進めていない)ことで、ボールを失った際のトランジションが機能していないこと、

など課題がたくさん見つかりました。

しかし、以前に比べ自分たちでボールを前進できるようになり、ポジションバランスは取れるようになってきているので自分たちが取り組んでいることが「諸刃の剣」になってしまわないように、攻めながら守る、守りながら攻めるという感覚をトレーニングを通して身につけていけるようにしたいです。

ここの改善はカンボジア人の気質的にも1番難しい部分ではないかと個人的には考えています。

カンボジアは南国であり、良くも悪くも計画性のない生活を送っている方が多い印象です。

そのため、予定の変更などのレジリエンスは高いのですが、

サッカーに置き換えると、ボールを失う以前に即時奪回の準備しておくということを、

彼らの腑に落とせるかどうかというところに困難があるような気がしています。

試合前
撮影部隊。ありがとう。
カンボジアではフレンドリーマッチでも審判にお金を支払って依頼します。

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