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カンボジア日記第75号(読書記録)

សួស្តី!

最近読んだ本について書こうと思います。

村上春樹さんの

「ラオスにいったい何があるというんですか?」

です。

カンボジアの隣にラオスがあります。

歴史的にもカンボジアと結びつきが深い国で、カンボジアの方々と話をしていても度々話題にあがります。

また、協力隊には任国外旅行制度があり、1年間で20日間国外へ旅行することができます。

私はその制度を利用して、同期の隊員が活動しているラオスのルアンパバーンを訪れようと考えています。

そのため、ラオスという国に関心があったこともこの本を手に取った大きな理由です。

読んだ感想としては紀行文集であったため、ラオスについて書かれている章は一部でした。笑

しかし、ラオスについて村上春樹さんが語っていたことや訪れた地に行ってみたくなり、ますます旅行に行くことが楽しみになりました。

この本は村上春樹さんが執筆のため、国外で仕事をしているときに訪れた国での生活の様子や、印象に残っている出来事を紀行文として綴っています。

面白いのはメジャーな旅先ではなく、繁忙期の過ぎたリゾート地や日本人には馴染みの少ない国、地域での暮らしの様子を綴っていることです。

私も一応海外で生活していることになるので、共感したり、英語が話せると違うんだろうなあとか考えながら読ませていただきました。笑

この本を読んでいて、村上春樹さんの何でもない日常を面白く見ることができる着眼点や感性が素晴らしいなと感じました。

観光地に出かけたとかそういう話はほとんどありませんが、現地の生活に溶け込みながら、現地の人々を興味深く観察していたり、日常の景色から様々な思いや考えを膨らませたりなど、何でもないところから人生の豊かさを見つけていくのが上手な方なんだなあと読んでいて感銘を受けました。

自分もカンボジアでの生活を面白がれるように、物事に熱中したり、あるときは客観視したりしながら生活していきたいです。

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