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カンボジア日記第148号(休みや遅刻について)

សួស្តី!

私の活動しているボントラバエク高校では今週の土曜日からクメール正月休みに入ります。

そのためか、今週は学校に登校している生徒が少なくなっています。

日本では正月前だからといって休んだりすることはあり得ないと思いますが、私の学校では授業の出席のみとなっているためかこのようなことは当たり前です。

※朝の会、帰りの会といったホームルームや道徳、総合の授業のようなテストにない科目は当然ながらありません。体育の授業は学校によってはテストがあるそうですが、私の学校にはないため、体育にくる子どもたちは基本的にスポーツが好きな子、出席を書きにくる生徒が主です。

今日の7年生の授業も授業担当の先生は来ず、体育主任の先生に授業はあるか確認すると、
「体育はあるがクメール正月前なので生徒が来ていない」という話でした。

8人来ていたので子どもたちの好きなサッカーで今日は授業を行っていると段々と集まり出し、最終的には20人ほどで試合を行うことができました。

このような価値観や文化の中で時間を守ることを日本人である私が指導していくことはとても難しいと感じます。

朝に行ったクラブチームの練習でもテクニカルディレクターが

「練習に来ない選手、練習に遅れる選手は試合に出れません」

と話をしてくれていましたが、私たちにとっては当然の感覚を彼らは持ち合わせていないと思います。

もちろん時間前に来て練習に来ている選手や生徒もいますし、「カンボジア人が」という括りで話してはいけませんが、共に働いている周りの大人の方を見ていても、子どもたちに時間を守る価値観を教育できているとは思えません。

協力隊として、ローカルな生活や職場に身を置かせてもらっているのでクラブチームの指導をさせてもらうときにも彼らの価値観を想像しながら指導することができています。

しかし、時間に遅れることは成長しようという組織に身を置く際は弊害でしかないので、私なりに彼らに伝えていきたいと思います。

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