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ウクライナ侵略を我が事として考えよう

ロシアがウクライナへ侵略を開始してから、3か月が経った。
ウクライナの人々が大した理由もなく死んでいく。ウクライナの美しい国土が、街並みが、大した理由もなく破壊されていく。
ウクライナの男性が泣きながら呟く映像を見た。「私たちの国が死んでいく」と。

2022年が始まった当初、誰がこんな事態になると予想していただろうか。キナ臭さはウクライナ国境に漂っていたものの、マリウポリやドンバス地方(ウクライナ東部)に住む人たちは、僅か数か月後、親しい友人が、家族が、或いは自分が、命を落とすことになると予想していた人がどれくらいいただろうか。

この悲劇は、世界全体で、人類の歴史に永遠に記憶されることになる。プーチン大統領は、第二次世界大戦の亡霊であり、ウクライナに存在するかどうかすら怪しい「ナチ」という言葉・存在を多用してウクライナ侵略を正当化するが、「ウラジーミル=プーチン」という名こそが、稀代の侵略者として世界史に刻まれるだろう。そして、彼の子孫たちは末代までその重い十字架を背負い続けることになる。

このカタストロフィの記録という役目は報道機関と歴史家に譲るとして、オフィスO'rakaでも、この出来事を日本の善良なる国民に我が事としてとらえ、決して他人事(ひとごと)ではないと考えてもらうために、ペンを執りたいと思う。

私は元記者として、できるのは文章を書くことぐらいだ。そこで、仮想世界にある日本に非常に似ている国と、その周辺国で起きる紛争をニュース風に綴っていきたいと思う。

危機を煽るつもりはないが、日本は島国ゆえ、「国防」に対する意識が希薄ではないかと感じている。読んで下さった方には、今一度、ウクライナに心を寄せると共に、日本の国防、未来について真剣に考えるきっかけとなってくれれば嬉しいな。特に20代・30代の、私と同世代の若者たち。怒(いか)ろう。泣こう。考えよう。

オフィスO'raka
代表 稲垣佑透

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