褒めるなら、具体的に褒めろ。
こんにちはこんばんわ、初めてnoteを登録し、早速文章を書いています。
安直な話ですが、人を喜ばせるために褒めることが効果てきめんだということは誰しもがわかっていることだと思います。成長過程の子供に対して、大人は食べられてエライ、歩けてエライ、自分の名前が言えてエライ。様々なことで簡単に褒めてあげると思います。また、その時褒められた子供は喜びで笑顔になっているのではないでしょうか。ですが、大人に対して相手が笑顔になる程の誉め言葉を言ってあげられた経験は少ないと思います。これがなぜなのかわかった気がしたので、今この文章を書いています。
それは幼少期は大人にのみ囲まれた子供であったので、あくまでも自分が何かをできるかどうか、例えば漢字が書けるようになったら新しい事ができるようになったので幸せを感じ、褒められて喜びます。この過程には、他者の存在がないのです。ですが、大人になるにつれて他人と比べて身体能力が高いから部活で優勝する。他人と比べてスタイルが良いからモデルになってチヤホヤされる。自分の良さ・強みを見出すのに必ず他者の存在が出てくるようになっていくのです。なので、他者を褒めたいならば具体性が必要になってくるのです。例えば最近メジャーリーグでホームランランキングの1位に躍り出た、大谷翔平選手を捕まえて評論家や記者は歴代のメジャーリーガーを引き合いに出してその凄さを紹介していますよね。これが東京の草野球の選手と比べて凄さを紹介している記事があったら、誰もが当たり前だよと鼻で笑ってしまいますよね。つまり、相手を褒めたいならばただ適当に「顔が小さいねー」、や「身長大きいねー」と当たり障りのないことで褒めるのではなく、相手のことをしっかりと理解した上で相手が欲しい言葉を言ってあげることが必要なのです。つまり、相手を理解していない状態で適当にいう褒め言葉は、自分からすれば褒め言葉という形で送っていますが、受け手側にとってはただの戯言に過ぎないということなのです。例えば志の高いプロを本気で目指す高校球児を捕まえて「同級生と比べて鋭いスイングをしているね!」と褒めても、はいはいと流されてしまうのです。ですが、地区大会に向けて頑張っている高校球児に同じことを言えば、喜んでもらえるというわけです。人に好かれる人は自分の意見を言わず聞いてあげられる人と言われたりしますが、相手が欲しい言葉を言ってあげられる人が一番好かれると私は思います。テレビのコメンテーターを見ても、長いVTRを見たあとにほんの10秒ほどで気の利いたコメントを言える人が重宝されていますよね。
そういった人間に私もなるべく、今回この文を書きました。
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