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第7章 5.有意義なランチ(Blackboard Story 2020/7~9)

       テル、ミカン、パスタ屋にて

テル 「ミカンちゃん、久しぶりだね。
    2人で会うのは初めてじゃない?」
ミカン「そうだね~」
テル 「なんだかんだで知り合ってから
    もう半年くらい経つよね」
ミカン「確かにね、早いね~。
    テル君は最近どうしてるの?」
テル 「そうだね~。教員に戻ったって話は
    したよね?
    最初は不安もあったけど、
    ホント、非常勤で働くのって
    自分に合ってるな。って感じたよ。
    学校業務で嫌いだった、会議もないし、
    昼にこんな感じで
    友達とランチ行けるのも楽しいしね!」
ミカン「おお~、そうなんだ!いいね!
    あ、実は私もちょっと
    変化があったんだけどいいかな?」
テル 「うん!いいよ!何があったの?」
ミカン「実は、ずっと勤めてたところ辞めたんだよね!
    今は別のところで働いてるんだ!」
テル 「へぇ~、そうなんだ!
    働いてみた感想はいかが?」
ミカン「やっぱり、職場変わると
    色々と学ばなければならないことも増えて、
    まだまだ頑張らなきゃなと
    思うことが多いんだよね~」
テル 「あ~、それ分かるわ!
    ここではこんな感じなんだ!
    みたいなのあるよね」
ミカン「あるある!」
テル 「まあ、1つの場所にこだわる必要はないな。
    って意識でやってるよ。
    そうするとね、おや?って思った疑問を
    遠慮なくぶつけることができるんだよね」
ミカン「そうなんだね」
テル 「学校現場は人材不足だしね。
    もし、職場が合わなかったら、
    場所を変えればいいわけだしね。
    俺がやりたいのは、子どもたちに
    余裕をもってもらい、
    その子たちが成長することで、
    他人を思いやれる良い大人を
    増やすことだからね」
ミカン「他人を思いやれる大人を増やすことか~。
    いい目標だね!」
テル 「ありがとう!
    まあ、最初転職するときは怖かったけれどね。
    ホントに転職をしていいのか?とか、
    安定がなくなるんじゃないか?とかね」
ミカン「分かる!最初はホント躊躇うよね。
    そういえば、テル君が転職に踏み出した
    きっかけは何だったのかな?」
テル 「それはね、ちょうどその悩んでいる時期に、
    転職したての人と知り合ったことなんだよね」
ミカン「そうなんだ」
テル 「やっぱり、人に影響を与えるのって、
    人なんだよなあ、って思ったよ」
ミカン「そうだよね~。
    そういえば、テル君って、
    他に何か活動してることあるの?」
テル 「そうね~。ほら、前に誘ったと思うけど、
    最近は自分でボードゲーム会を
    開催するようになったよ!」
ミカン「あ、前に誘ってくれたやつだね!
    なんか開催するきっかけはあったの?」
テル 「そうね、なんか色々な飲み会に参加してると、
    正直あたりハズレがあるんだよね。
    ネットワーカーもいるし、
    営業をかけてくる人もいるしさ。
    だった自分で開催すればいいじゃん!
    ってなって、開催するようにしたんだよね!」
ミカン「さすがテル君、行動的だね!」
テル 「実はミカンちゃんの
    お陰でもあるんだけどね」
ミカン「え?」
テル 「前に、ミカンちゃんに、
    占い師のウミさんのこと紹介したときにさ、
    ミカンちゃんの、テル君の周りには
    いい人が多いね!って言ってくれたじゃん。
    それで自分でも開催しよう
    って気になったよね。
    自分が開催すればハズレはないと
    感じたからさ!」
ミカン「そうなんだね。嬉しいな!」
テル 「料理人の子とか、他にも色々と、
    ミカンちゃんと仲良くできそうな子が
    揃っているからさ、
    今度、是非参加してよ!」
ミカン「うん!楽しみ~!」

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