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第2章 7.10年ぶりのディズニーシー(Blackboard Story 2019/4~6)

シン 「おっつー」
テル 「よう、しばらくぶり」
シン 「急にディズニーとかウケるな」
テル 「ホントは富士急行きたかったんだけどね、
    ちょうど定休日だったし」
シン 「ほんと大学生のノリだね」
テル 「でか、ディズニーになると、
    シンの名言思い出すんだけど」
シン 「え、なんか言ったっけ俺?」
テル 「ほら、高校時代にクラスでシー行ったとき、
    シーがあるってことは、
    ビーはどこにあるの?ってさ」
シン 「ああ、言ってたわ。
    当時はアルファベットだと思ってたからね」
テル 「そんな時代も、もう10年ぐらい前だよな」
シン 「10年後の8月、あ、今は5月か」
テル 「ZONEな。懐かしい」

テル 「あ、そういや、昨日俺、
    Yahooニュースに載ったよ、ほら」
シン 「え、あ、マジじゃん、すごっ」
テル 「エキストラデビューしました」
シン 「なんで?」
テル 「まあ、芸能系、好きだったしね」
シン 「どうやったの?」
テル 「今、エキストラの会社って結構あるから、
    登録したら、早速仕事が舞い込んできたわ」
シン 「すげーな」
テル 「そんで、
    俺は演劇界の偉い人と繋がりができた」
シン 「え、エキストラから?」
テル 「こっちは別件なんだけどね。
    お笑いライブでそういう人と
    知り合ったからさ。
    飲み会でその人に気に入られて、
    劇団員?になるらしいよ」
シン 「舞台やるの?」
テル 「いずれはやりたいなと思っている。
    やっぱ、こういった環境が
    舞い込んできてるし、
    せっかくだから挑戦してみたいなぁ、なんて」
シン 「いいねいいね!応援するよ」
テル 「舞台出るときは見に来てね!」
シン 「もちろん!」

シン 「あれっ?じゃあ、もう就活はやらないの?」
テル 「そっちもね、実は順調なんだよね。
    月収30万で、
    残業なしの好条件が見つかった」
シン 「なにそれ、やばっ」
テル 「前に面接したんだけどね。
    どうしても受かりたくて、
    朝5時まで、面接練習してたわ」
シン 「へぇ~」
テル 「でも、行ってみたら、まさかの会社説明ね」
シン 「マジか」
テル 「まあ、間違いなく、
    聞く態度を見てるな、とは思ったから、
    めちゃくちゃメモとったよ」
シン 「ほうほう」
テル 「なんか、もの凄い社長さんだったよ。
    大手は入社した人を使い古すとか、
    お金を稼いでいる人は自分を武器にするとか、
    自分の常識が覆った気がするわ」
シン 「いいね、そこに入れると」
テル 「まあ、受からなくても、
    その人に刺激を受けたことは
    確かだと思うから、
    いい経験にはなったと思うよ」
シン 「そうなんだね」
テル 「1年間の研修で販売店に
    派遣されるみたいなんだけどね。
    営業スキル身に着けながら給料も出るし、
    面白そうだなって感じだね」
シン 「おお、なるほど」
テル 「そこで1年修行すれば、2年目からは
    バリバリ稼げちゃうみたいだしね」
シン 「羨ましいな」
テル 「ホント、受かるといいな~」
シン 「いや~、テルなら受かるよ。
    日中は仕事して、夜は劇団員になる。
    最高じゃん!」
テル 「その上、土曜日はキャリアコンサルタントの
    資格を取ったり、
    日曜日は演劇の指導したり、
    あ、俺、めっちゃ忙しいじゃん!」
シン 「売れっ子になっても、たまには遊んでね」
テル 「もちろん!
    あ、つーかどっち行くよ?
    エー行く?それともシー行く?」
シン 「掘り返してきたな、そのネタ。
    じゃあ、シーにしようか」
テル 「了解!」

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