健全の4つの質感。 「ハーモニー」編 (2023年7月コラム)
ハーモニー。
調和。
どんな一つの音にも、
それと調和する音がある。
調和するには、相手の音を、
周りに鳴っている歌をよく聞くこと。
耳を澄ますこと。
答えがいきなりあるわけではない。
音を聞きながら、自分も音を出しながら、
その合わさり具合を聞いていく。
「おっ」と、身体が反応するタイミングがやってくる。
そうそうこの感じ。
これを待っていた。
最初からそれがわかるわけではないけど、
やりながらそれがわかってくる。
即興。
生きることも即興。
楽譜があって、
こう弾きなさいと指揮者がいるわけでもない。
声。
いろんな声色がある。
元気がある声。ハリがある声。
曇りがち、淀んだ声。
どんな一つの声にも、
それとハーモニーを生む声がある。
会話は音楽。
もともと最初から、
「あいうえお」があったわけではない。
電線の上のかわいい鳥たちの会話を聞けばわかる。
居心地。
どんな辛い環境にでも、
自分の居場所は存在する。
心地よさ、ハーモニーは
どこにでもあるのだから。
まずは聞くことから。
調和が静かにやってくるまで。
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