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オンラインというどこでもドアでお届けする新たなエンタメの形。あなたは扉を開けるか閉ざすか。

皆さんへ。お久しぶりです。なんとか元気でやっておられますか?
いよいよ関東も緊急事態宣言が解禁されましたが、
まだまだ予断を許さぬ世界を僕らは生きていかなければなりません。

僕もそう思っていますし、皆さんだってきっとそう思ってるはず。
どうなっていくんだろう?と。とはいえ悲観してばかりではつらいので、
この前進を、前向きな気持ちで捉えていきたいなあと思っています。
僕は自分でもびっくりするぐらい実は根アカでとても楽観的です。
いいのかわるいのかわかりませんが(笑)

さて、そんなわけでSNSはめっきりご無沙汰でしたが、
理由は気が滅入っていたわけでもなんでもなく、
誤解を恐れず言えば、コロナのことを忘れるぐらい忙しくしておりました。

新たな扉を叩いて、開いておりました。
それがタイトルにもある
「オンラインでお届けする新たなエンタメ」です。

僕のいるニコルソンズという劇団の活動は、
2020年始に「お通夜イレブン」という作品を
東京は1月上旬、大阪は2月上旬に劇場で滑り込み上演。
そこからコロナショックに突入したので本当に滑り込みでした。
その公演を最後に劇場上演の自粛を余儀なくされまして今に至ります。

予定していた公演も様子をみていましたが、企画を公表する前に中止。
発表されていないだけで、予定していた舞台公演はいくつもありました。
それはやはりとても残念なことでした。

恐怖と不安で押しつぶされそうになった4月。
stay homeな僕らを救ったのは、紛れもなくオンライン飲み会でした。
オンライン会議ツールの「Zoom」を使っての飲み会。
同じテーブルを囲むわけではなく、言ってしまえばただのビデオ通話です。

巷で流行っていると噂のそれ。最初はそんなものが果たして本当に楽しいのかと。やってみるまではとても疑わしいものでした。

僕個人の話をすれば、見事にどハマりました。

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劇団員や友人との何気ない交流は冷え切った心を暖めてくれました。
実際にはもうすぐ約3ヶ月近く直接会っていないニコルソンズメンバーとも、今は毎日顔を合わせてるレベルの頻度で密な関係を築いています。

おそらく対話時間でいったらこんな世界になってしまう以前よりも濃いです。それが良いのか悪いのかは人それぞれ想うところあるでしょうが、
僕は良い部分もめっちゃあるよなと捉えています。

オンライン飲み会はやがてオンライン稽古に発展し、

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あれよという間にオンライン演劇まで辿り着きました。
4月のなかばごろから動き出したこのオンラインでの
エンターテイメント活動も今日に至るまで走り続けて約1ヶ月。
ほんの1ヶ月の間ですが、ありがたいことに次で3作品目となります。

僕は出演と同時にZoomの操作も芝居しながらやっているので、
今ではすっかりZoom俳優とかZoomおじさんとかっていじられております(笑)それを僕は嬉しく思っています。だって新しいものを創れるのはやはり楽しいです。産みの苦しみもあるけれど、それは何にも勝ります。

最初は劇場で演劇をできなくなったから、オンラインで演劇をやるんだ!
というノリだったと思います。僕も仲間も主宰の木下半太も。
僕らがメインでやってきたことは演劇だったわけですから。

でも、やってくうちにZoom演劇は劇場演劇の代わりにはならないということもわかったし、何より気づけて良かったのは演劇の代わりで作るものではなく、新たなエンターテイメントを作ってるよねこれはってこと。

わかりやすいから今でもなんとなくオンライン演劇と謳っていますが、気づいたらもうそれは演劇ではなくなっていました。僕は個人的にはそう思っています。それでいい。

僕たちは演劇が大好きですが、演劇にこだわってるわけではなく、
木下半太が紡ぎだすドラマを、物語を、ストーリーを、
俳優の体にのせて、たくさんの人に届けたいんだなってことなんです。
それは言ってしまえばどんな媒体だって良い。
演劇、映画、ラジオ、youtube。

そして今やってるZoomなんです。

Zoomだからこそできることを、日夜試して、本番を経て、また試す。
これを繰り返す毎日です。かれこれ30日以上、1日も欠かすことなくこれを繰り返しています。

そして、こういうことができないとなると、普通の人なら諦めてしまうところを、逆手にとってじゃあこうしたるわい!笑 って逆境に強いのが、うちの木下半太です。

そのマインドはニコルソンズにはしっかりと受け継がれておりまして、例えば僕らは本番中に起こるトラブル(俳優がセリフを噛む)などは、絶対そのままにスルーせずに拾います。それが普通の人間だったら当たり前だからです。(つまり、誰も一人にはしないぜってことにも繋がっていくのですがここら辺はまたの機会に)

個人差ありますが、逆境には強い集団です。この変わり果てた世界でも
「やったろうやんけ!」と毎日笑っています!
自分が笑ってないと、誰かを笑顔にするのはちょっと難しいから。
それを言葉にせずとも実行している素敵な人たち。

実際、僕自身なんかも、楽しそうにしとるなお前は(笑)と
この期間、ずっと主宰に言われ続けていました。
気が触れていると思われてるかもしれませんが(笑)、
楽観的でいい加減な性格もまた自分を救ったのかもしれません笑
(いや、わりと真面目よ俺 笑)

僕らが新たに生み出したZoomコンテンツは、参加型のコンテンツになっています。つまり従来の額縁を眺める演劇ではなく、お客様も同じ時代、時間をリアルタイムに生きる関係性でご参加頂く工夫を施してます。

我々はそれを没入型エンタメと呼んでいます。

いま僕らがお客様に安心で安全でお届けできる新たなエンタメの形です。

オンラインを介して、全世界で生きるすべての人に
ご参加頂けるコンテンツとなりました。

それはもうどこでもドアです。

その扉を開くか閉ざすかはあなた次第。

少し勇気がいることかもしれませんが、扉の先には
あっと驚くサプライズをご用意してあなたをお待ちしております。

扉を閉ざし、距離をとることを課せられた今だったからこそ
誰かにそっと寄り添えるような作品の形が生まれたような気がしています。

今だからこそ、是非あなたに観て欲しい新たなエンターテイメントです。
忘れないでください。あなたは決して一人ではない。

最後に僕が駆け抜けた約1ヶ月をご紹介させてください。

そして一番下にある公演は今週末に上演される作品です!!
ぜひご参加頂き、見届けて欲しいのです。
僕らが今全力を注いでいるエンタメの形を!

主宰の木下半太とSCRAPきださおりさんが脚本演出を手がけ
HOTEL SHE, KYOTOを舞台に産み出されたイマーシブコンテンツ
●泊まれる演劇 In Your Room「Room101」

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・詳細ページ
https://note.com/tomareru_engeki
・「泊まれる演劇は、これからも実験的な演目制作を続けます。」
https://note.com/tomareru_engeki/n/n67c20bba9f3c

なんとNHKでも特集されました!!!

ニコルソンズが新たに生み出したシリーズ
●8時だよニコルソンズオンライン劇場(毎週土曜日20時開演)

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・公演情報
https://www.xn--q9jc2i3f9ar0h0lrc.com/2020/05/8.html
・毎週変わるキャストの組み合わせ等、最新情報はTwitterで更新中
https://twitter.com/nicholsons_nnw
・チケット販売ページ
https://nicholsons.thebase.in/

↓メンバーが作ったオリジナル主題歌もオンラインで声を重ねて編集し
毎週どんどんグレードがアップしていきます。

そして今週末の5/30(土)と5/31(日)の2日間で上演!!
木下半太×テレビ西日本がタッグを組んだ
演劇とテレビドラマの奇跡の共演
オンラインという「密室」を舞台に繰り広げられる極上のサスペンス。
●オンライン演劇「今夜はオンライン飲み会デス」

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脚本・演出 木下半太
出演:佐田正樹(バッドボーイズ)・ちすん・西郷豊
・二葉勇/二葉要(TWiN PARADOX)・なべ(ノボせもん)・水口早香

【あらすじ】天才ハッカー曽根が主催する「オンライン飲み会」。
ところが、その「飲み会」は今流行の「オンライン飲み会」ではなかった。
「オンライン」という密室を舞台に、天才ハッカー曽根はオンライン上で殺戮を繰り返す。参加者たちは、曽根に破滅させられるという恐怖感をほかの参加者と共有しつつ、そして、曽根に対して犯した自らの罪の重さを実感しながら一人一人と抹殺されていく。

・特設ページ
https://www.tnc.co.jp/online_party_of_death/

・チケット絶賛販売中です!
https://hantanoakumu.thebase.in/

最後まで読んでくれてありがとうございました!
また直接お会いできる日も楽しみにしております!
安心して会えるその日まではZoomでお会いしましょう!笑

どうぞ宜しくお願い致します!




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