見出し画像

2021年3月13日tatre営業日記 セルフブランディングワークショップ!

セルフブランディングのワークショップ行ってきました!上の写真が会場でした。

このホワイトデー前日にお店を抜けられるなんて、優秀なスタッフのおかげです、サンキュー!

やはりとても興味深い内容のワークショップでした。もっとお話しをしたかったし、色々お聞きしたかったです。

奥野 正次郎さん


クリエイティブディレクター/アートディレクター。ブランディング会社POROROCA代表。

落ち着いたトーンの話し方
なんかこれぞクリエイターっていう風貌
そして確実に頭がいい。
とても素敵な方でした!

そして直接、タトルのブランディングについてのアイデアももらいました。

具体的に言うと、
タトルの象徴でもある六角形をもっと全面に押し出し、
六角形を見たら「あっタトル」
と思わせる所まで行けたらすごいねと。

ちなみに僕自身、
既に六角形に敏感で、 
六角形の物体を見るたびに親近感をもつと同時に持って帰りたくなる衝動に駆られます。

むしろ六角形の著作権は自分が所持している気にもなってます。
「困るなぁ。ここに六角形つかっちゃダメじゃないか」とか思ったりしてます。

つまり、お客さんにもそこまで思わせるのがブランディングなんですね。

六角形=タトル

なんか初めてこの重要っぽくさせるnoteの技を使ってみた。この参考書っぽい感じの。
多用すると重要性が薄まりそうなので、
六角形=タトルの時だけ使おう。


数分ですが奥野さんに追加料金払おうかなってくらい、ブランディングコーチしてもらってどうもすみません。

タトルをもっと大きくする時、
奥野さんに頼もうかな。
フィーリングの合う人とやっていきたいし。
マンチェスターシティファンぽいし。
僕も好きなんです。ペップとか、あと最近調子いいギュンドアンとか。
ストーンズの好調の記事も面白かった。

さて、シティの話しはいいとして、

ブランディングの事を書きましょう。

奥野さんオリジナルのワークシートを埋めていく形でのワークショップ。
ブランディングしていく上で、どうしても必要になっていくのが、

やはり、
確固たる「理念」と、
その理念をどういう経緯で構築されたかの「ストーリー」ですね。

…!

そう「理念」なんすよ根幹は。


誰かさんの耳元で100回叫びたいですね。
「理念理念理念理念理念……りねんリネンidéal de gestion !」

誰とは言いませんが、
理念も無いのにお店お開きになっているんじゃないよと。 
誰とは言いませんけど。訴えられるから。

すいません、どうもこういったくだりになると僕の気持ちが収まらなくて熱くなってしまいます。

しかし、この熱い気持ちがブランディングには必要なんです。
人の情緒に訴えかけるストーリー。
僕がどうして起業まで至ったか、

僕が見てきたお菓子屋さんのオーナーは、
特に理念もなくお菓子屋を始めて、従業員をマネーマシーンの如くこき使って、
ついて来れないスタッフを罵倒し、精神的に追い詰める。
新卒の子達は泣きながら辞めていくか、急に来なくなる。
人を幸せにしたいと言う夢を破壊され業界から離れていく…。

そんな現場を見てきた僕は、
こんな不条理いっぱいのお菓子屋はこの世に存在してはならないし、
さらに言えばこの業界に未来ないなとフツフツと思い始め、
それがグツグツいい始め
「もう自分でやるしかねー!」と立ち上がりました。

とにかく
「誠実」にをキーワードにして
「嘘の無いパティスリー」を理念に掲げました。
従業員に嘘をつかない。
お客さんに嘘をつかない。
国に嘘をつかない。
てす。
お店にはこれを貼ってます。
勢い余って「世界」まで項目広げちゃってますが。

やる事は簡単。今まで見てきたブラックパティスリーの真逆の事やればいいんですから。 

従業員に嘘をつかない
→働いた分の報酬を法律に乗っ取りちゃんと支払う。
→スタッフの主張を尊重し、楽しい職場にする。
→従業員も嘘をつかせない環境にする。言いやすい環境。

お客さんに嘘をつかない
→明らかに人体に害のある食材は使わない。
→賞味期限切れのものを使わない。
→焼き菓子の賞味期限切れのものを新しく張り替えない。
→腐った卵白とか使わない。埃かぶった食材を使わない。
→5年前に作った、賞味期限とっくに切れた商品を売らない。
→お客さんにロスになりそうな商品を率先してお勧めしない。

国に嘘をつかない。
→脱税しない!!
しっかり売り上げた分の税金を払って国を潤す。

僕はこの理念をちゃんと守るため、
社労士も雇ったし、健全な税理士も雇いました。本気です。
ただ、分かっています。経営はそんな生易しいものでは無い事を。
これはある意味社会実験なのです。
理念の力でどこまでやれるのか。



あれ、なんだろブランディングの話しがどこかに行ってしまった…

そうだ理念の話しがでてきたからだ…。

話しを戻そう。


そうまず理念を掲げ、
その理念に沿った「価値のあるサービス」を作りだす。

ここで大事なのがその価値を3つの視点で見極める事。

・自社視点から見た価値

・お客様(ファン)から見た価値

・業績から見えてくる価値

この3つの視点が混じり合うラインが、
本質的なブランド価値なんだと。
結局ブランドは
「受け手側の主観のイメージ」
多数の人が思い描く統一したイメージ。

自社でどれだけ、
こういう価値のある企業だと訴えても、
お客さんにその価値が伝わってなかったら意味が無いし、
業績に繋がっていないのであれば、
そもそも存続できない。

この3つの視点。どれも欠けてはならない。

なるほどです…!

なんとなくわかっていた部分もあるけど、具体化されてスッキリしました。
「業績の視点」という部分が僕の中での1番の学び。いいですね、業績を視点に組み込むのが。


そしてブランディングする際に重要なのがポジショニング。
ポジショニングは自分の事業が競合他社とかぶらない様に、お客様に自社の価値を認知させる活動の事。

その為にはやはりリサーチが必要なんです。
場合によってはリサーチ会社に頼む事も。

他を知らないと、
そもそもかぶっているのかどうかすらわからないのです。


ただ!
その際の注意点が4つあるとの事です。
さっきの、価値の話しもそうだけど、数字で4つとか最初に提示するの大事!

1.市場は常に変化している。
2.認知してる競合他社は常に変化している。
3.まだ認知していない競合他社がいる。
4.これから生まれてくる競合他社がいる。

いや、これは…
僕の大好きなやつじゃないですか。
常に世界は変化している系の話し。

そうなんですよ、
市場は常に変化していて、
未知の競合もたくさんいて、
極端に言えば今日生まれた赤ちゃんでさえ
競合になりえる。

今まで常識と思っていた事も、
明日になれば非常識になっている可能性も十分有りえる世の中なんす。

競合他社を徹底調査しても、結局次の日に、デカい資本の同業者が隣に現れる可能性だってあるんですよ。こわい。

つまり、ポジショニングの4つ問題点は何が言いたいかというと、
「市場調査に頼りすぎるな」って事なんです。

こらは僕の言葉じゃない、奥野さんがそう言ってました。
さらにこうも言っていました。

「データは結局過去の情報。
目まぐるしく変わっていく世界で、
そう言った市場調査のデータは一つの安心材料としての価値しかないんです」

すいません、この辺の事は奥野さんのnote読んていただいた方がいいので、そちらをご覧ください。

https://note.com/brandenhancer/n/nebd691d39f08

リサーチをした方がいいに決まってますが、その意味を知っておいてのポジショニングを探っていくのは非常にいいと思いました。

そもそも、僕は市場調査全くしてない事に気付かされたし…。
どこが競合他社なのかさえ良くわかっておりません。それはまずいよ亀太さん…。

長くなりましたが、
今日からタトルのリブランディングが始まります。
ポジショニングから、
リサーチからですね。
そんでトライアンドエラー。
そんでダーウィン先生もいっている、
変化できる最強の生物になる。

変化できる最強の生物タトルになります。
なんかこう書くと、ガメラの仲間みたいな感じでイメージ違うな。
変化できる最強のお菓子屋タトルになります。


とにかく学びの多い一日でした。
ありがとうございました。

2020年12月10日オープンから89日目

従業員

亀太:代表、総合クリエイター
えぐっちゃん:接客、製造補助
づーちゃん:パティシエ、接客、商品開発
娘(10歳):パティシエ
奥さん:マダム
つぼみちゃん(素性は明かせない人):パティシエ
国家的に秘密な人: 雑務、パティシエ 見習い
ミィさん:衣装担当、製造補助
ユキちゃん:接客、製造補助
かとさん:接客、製造補助
ミオちゃん:接客、製造補助
リョーコさん:接客、製造補助
ソラ君:接客、製造補助
たっさん:用務員のおじさん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?