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【六章】"塞翁が馬" という見方

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「あぁ?無理。」

今回のヒッチハイクで最悪だった断られ方だ。
こんなこと言える人間が日本人でいるなんて。
ちなみに、乗せてもらおうと声をかけるときに、どんな反応されるか、乗せて貰えそうかを予想して声をかけてます。
全然当たりません。
強面な人がめちゃくちゃ笑顔でごめんな!ってことがあったり、優しそうな感じの人が、やっぱり優しいんかい!ってぐらい優しかったりしたので当たりません。
この最悪はきっとよほど辛い過去があったのだろう。
よほど最悪な人生を進んでいるのだろう。
誰しも最初はあのかわいい赤ちゃんから始まる。
そのなかには生まれつき病を持った赤ちゃんもいる。
でも、さすがにそんな言われ方は考えられなかった。
かといって、中指たててません。
にらみつけたりしてません。
スケッチブックの黒の画用紙とめてるとこで歯茎ガリガリしたろかなんて思ってないです。
気を取り直し、再び声をかけてまわる。
1人前に声かけたおっちゃんが、もう1人いて、わからんから聞いてくるわ、といってて、
あぁ、軽く断られたかな。と思っていたら、
僕を探して来てくれた!
「ええよ」

【第六号車 電気系の会社員のふたり】

電気会社でよくあるバンに乗せてもらった。
さっきの最悪とは違う。本当にありがたい。
題名にもした"塞翁が馬"なんですが、中国の哲学者「老師」のことばだそうで、動画ではアラン・ワッツという人が分かりやすく話しています。(ここをタップでその動画へ。)
このたとえの意味としては、

人感万事塞翁之馬(じんかんばんじさいおうがうま)

人生における幸不幸は予測しがたいということ。 幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。

さっきの最悪も、無視されていないだけ幸せかもしれない。
乗せてくれた優しい人でも、高速を降りてしまい不幸かもしれない。
もう少し待てばもっと遠くまでヒッチハイクできたかもしれない。
嫌に感じていた通学もnoteを書く時間に当てられて幸せかもしれない。
実際のとこ幸か不幸かわからないなら、好きな方を自分で選ぼうじゃないか。
こうしてヒッチハイクできた。幸せだ。
乗せてもらえた安心からか、眠気が襲う。
眠そうな僕に、
「眠かったら寝てていいからね」
と言ってくれる。
以前にもなべさん夫妻が言ってくれたり、
ほんとに心暖めてきやがるぜべいべ。
とそこで、アクエリアスをいただいた。
きっと自分で飲むために買ったものだろう。
スポーツドリンクはめちゃくちゃありがたい。
このヒッチハイクは体調を崩しかねないので、
体調を少しでも整えられるスポドリは良いな
って感じでした。肌感なので個人差ありですが。
って考えると、体調崩さなくて良かった。
高熱とかなったらもうほんと、笑えない。
そしてやっぱりヒッチハイクの話になる。
よく聞かれてたので、動機とか説明がうまくなったのを感じた。
その話で、運転手さんも大阪のしかも東大阪にいたらしい。
通りで関西弁なわけだ。
なんか共通点一つあるだけでも違うな。
それと次のヒッチハイクするSAで、
南相馬までは行けるからそこまでで、
そこは仙台方面多いはずだから!
と、次のことまで考えててくれてた。ありがたい。
こんな風に話たりするんだけど、仮眠が少しすぎたのか、
やっぱりまだ眠気がとれない。
人って疲れるとちゃんと寝ようとするんだな。
寝ようとしなくても僕は寝ていた。
「お?寝れたか?ついたで」
うわ、寝ちゃった。なるべく乗せてもらったときは寝ないようにしてたけど。
南相馬鹿島SAに到着。

結構広い!これはチャンスある。
と、なべさんにいただいたサンドイッチをほおばる。
ツナマヨのマヨがいい案配。
レタスもみずみずしくてシャキシャキしてる。
そして東北の地図を確認し、
次は常磐道から東北道に入る車を探す!
とりあえず仙台方面を書いて、再びヒッチハイクする。
南相馬鹿島は東京方面と仙台方面の駐車場が別れてて、おそらく上り下りと思うんだけど、東京方面でヒッチハイクしてしまってた。ある人が、「こっちは東京方面で、仙台方面は向こうだよ!」と言ってくれて助かった。この人がいなかったら、ずっと
コイキングのはねるみたいなヒッチハイクになるとこだった。

というわけで仙台方面でのヒッチハイクをはじめる。
車のナンバーをみると、仙台がいっぱい。
大量発生じゃ。仙台バンザイ!
じゃんじゃん声かけてこ。
なんとこの南相馬鹿島SA、ガソリンスタンドがあるのだ。
そこで止まったトラックにも声をかけてく。
こんなところに声かけに行く礼儀のないやつにも
優しく断ってくれる。
乗せられないけどこの辺のことのアドバイスくれたり、
断るときも笑顔で「ごめんね、がんばってね。」
って言ってくれたり。
仙台いい人すぎじゃね?笑
ほんと悪い人にだけは引っ掛からんでほしい。
くっしーの加護を付与します。(効果は最終章にて。)
とここで、ここでヒッチハイクを続けてると気づいたことがありました。
みんな仙台のICでおりちゃう!!!
ということです。
↓この画像をみてください。

青で丸したとこが今いる「南相馬鹿島SA」
そこを通ってる茶色の道路が「常磐自動車道」
その左の緑色が「東北自動車道」
その交わってるところがJCT(高速道路が重なってるところ。ジャンクション。)
今いる「常磐自動車道」だと、そのまま右へ降りていってしまう方が大半で、
東北まで行きたかったら、もっと前に「東北自動車道」に乗っておかないと、
なかなか東北方面に行く人がいない。
絶望した。
ヒッチハイクにおいて、もっとも恐ろしいことは、
"乗せてくれる人がいない"ことだ。
どうしようもなくなる。
インフラが止まるようなものだ。
オワコンだ。
手も足もでない。
乗せてもいいよ!仙台で高速降りるけど。
が多発した。
考えた。
このまま一度高速を降り、東北方面のICのとこで再びヒッチハイクするか。
ただそうなると一般道路のヒッチハイクになる。
それには2時間という大阪でのトラウマがあった。
なので、時間を決めた。
今は10時頃。
12時までがんばって、無理なら降りてもいいから
乗せてもらおう。
と、そんなとき、
「乗っていき!」
といってくれた、若いばあちゃんが声かけてくれた。
しかし、僕は降りるのではとおもった。
仙台方面だから降りてしまう可能性がある。
ちゃんと聞くことが大切。
「ありがとうございます!ちなみにどちらまでいかれますか?」
「仙台降りる。」
「僕東北方面に行きたくて…」
常磐と東北の話をした。
「ならそこまで乗してくよ。」
しかし、この車。
大家族である。
みんなが乗せるのに納得ではない。
なぜなら、本来行くルートとはかなり反れる。
しかも今あったばかりの知らない男子大学生が
大家族のなかにヒッチハイクで乗るのだ。
意味わからん 笑
でも乗せてもいいと言ってくれている。
もしここで僕も引き下がってしまったら、
二度と東北自動車道に行けないかもしれない。
大家族会議の決議を待つ。


テクテクテク…
「いいよ、乗って」
ありがとうございます!!!

【第七号車 わちゃわちゃ大家族】

家族構成聞いたんだが、なんかいりくんでてメモってなくて忘れてしまったが、
若いおじいちゃんとおばあちゃん、2人のちっちゃい女の子、その奥さん、旦那さん、
という感じだ。
すると奥さんが、こういうときって何かあげるよな?
なにあるなにある?
といって探してた。そして麦茶とせんべいを数枚いただいた。
ほんと乗せてくれる人は優しさに溢れている。
ちなみに、大家族の行き先は仙台ICを降りたとこだったが、時間もあるので、
東北自動車道まで行ってくれることに。
大家族はまったくそっちに用事はない。
ただ予定より早いから乗せてくれるそうだ。
善意の神か。もはや通り道でもないところに乗せてくれるて
バスとかタクシーの域を超えてきた。
そして、ここで知ったのがスマートICの存在だ。
スマートICとはPAなどに設置されているETC専用のICだ。
このスマートICのあるPAなら、下ろしたあとそのまま高速を降りられるのだ。
こうしてお別れとなった。
大家族は写真が大好きらしい。
一緒に写真を撮った。
今思えば、僕のでも撮ってもらえばよかった。
がんばってねー!って、笑顔で手をふってくれて
がんばれよ。って固く握手してくれて
雨は降って肌寒いが、心は暖かかった。


さあ、ここはPAだ。
SAではない。
トイレしかない。
なんとしても、SAへ。

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