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”ブランド”の世界観をウォールアート(壁画)で届ける ~ GUCCIの取組

役に立つより”意味”がある時代に

モノ(商品・サービス)はあふれ、改善・改良で品質はどんどん高まり、”機能的価値”での差別化が難しくなってきた…という認識は、ここ数年で浸透してきました。

イチ消費者として考えてみても、A商品とB商品の違いがよく分からなくて…最後は価格で選ぶっていう事はよくあります。

だけど、この消費行動にのらない時があります。
それは「このブランドが好き」
このゾーンに入ると、多少価格が高くても、他社製品が機能面で優れていても、そのブランドを選ぶのです。だって好きなんだもん。
(僕は、Appleが好きだから!で、Apple製品(iPhone、AppleWatch)を買っている次第だ。)

「このブランドが好き」にあるものは…こんな感情。

「情緒的価値(好き!)」が第一であり、「機能的価値(機能が優れている)」を上回る。自分にとって「意味がある」から選ぶのです。

GUCCIの巨大ウォールアート(壁画)

「意味がある」ことが求められる時代に…建物一面に描く「ウォールアート(壁画)」は、ブランドの世界観を表現するのに適しているのではないかと、GUCCIの取組を見ていて思ったのです。

Gucciは世界有数なハイブランド。憧れ、かっこいい、自分を満たしてくれる…ハイブランドは消費者に「意味」を与えることで、プレミアムな価格となっています。

GUCCIの巨大なウォールアート(壁画アート)は、まさにハイブランドらしいアプローチに思えるのです。(デカくて、かっこいい。憧れる)

SEVENTIE TWO /FLASH NEWSより
SEVENTIE TWO /FLASH NEWSより
Gucci Art Wall in HK – photo: Courtesy of Gucci
Gucci Art Wall in Milan – photo: Courtesy of Delfino Sisto Legnani and Marco Cappelletti
Gucci Art Wall in London – photo: Courtesy of Samuel Keyte
Gucci Art Wall in NY – photo: Courtesy of Chris Moran_Colossal Media
CREA 記事より

ウォールアートが出現した当時、ビジュアルのインパクトさから、すぐに街の観光スポットとなり、インスタ映えするとSNSでも話題になったとのことです。(シェアしたくなる、人の感情に訴えるものがあるのかな、とも)

壁×アート×広告のスタートアップ「WALL SHARE」

ブランドの世界観やストーリーをウォールアート(壁画)で届ける、コレは「意味がある」時代のアプローチに、アリなのでは?と思っています。

2020年4月創業の「WALL SHARE」というスタートアップ企業は、この領域を担っていて、「壁」と「アート」と「広告(企業)」をつなぐ事業を展開しています。(ユニークだ!)

2022年には、JR東日本と協業して、JR沿線をミューラル(壁画)で彩るプロジェクトも手掛けているとの事です。

WALL SHARE/HPより


NY、ロンドン、パリ…海外では、芸術性の高いウォールアート(壁画)が街にあふれているエリアもあります。日本でも、そんな街が増えたら…ステキなんじゃないかと思うのです。

最後に…出典元サイト ← Thank you

今回掲載した写真は以下が出典元になります。気になったら、ぜひ、ご確認くださいませ!

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