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不便な不便な香水

先日、ある方とコラボレーションでYouTubeライブをやっていた時のこと。

視聴者からこんな内容の質問がきた。

「インターネットやSNSが主流のこの時代、香りというオフラインでしか伝えられないものをどうやってマーケティングし販売していくのか」

この手の質問はよく受ける。また、少し毛色は違うが、çanomaが新しいブランドであると聞くと、「オンラインのみの販売なんですよね?」とかなりの確率で言われる。「新しいブランド=D2C」というのはもはや現代人の公式になっているのかもしれない。

残念ながら数多くの質問をいただいた関係で、YouTubeライブの間に上記の質問に直接答えることはできなかった。


この質問への回答はとてもシンプルだ。

「足で稼ぎます」

私の場合、これに尽きる。

確かに、オンラインで訴求し販売することは可能なのかもしれないが、まだ香水というジャンルでそれが“効率よく”行えるほど、テクノロジーも発達していないし、香水業界側もノウハウがない、と私は考えている。その上、私はオールドスクール、そういったオンラインで勝負できるタイプではない。

だから、全国どこへでも販売店には足を運んで香りの説明をするし、ポップアップも呼ばれたらどこでも開催して店頭に立っている。唯一オンラインで頑張っているのはこのnoteだが、これにしたって“効率が良い”とはお世辞にも言えない。毎日更新はもう2年以上になるが、これがなかったらどれだけ毎日が楽になることか…と思う。noteを書くのは好きだが、ネタ探しと実際に文字にする作業はかなりの時間を要し、私の生活を圧迫している。その上、毎回香水のことについて書くわけではない。1つ前の記事は、お気に入りの猫動画についてだった。

オフラインでしか伝えられないものは、オフラインで伝える…私がやっているのは、ただこれだけのことだ。


インターネットを中心とした技術革新により、世の中はとても便利になった。けれども、まだ便利になれない領域がある。今日においては、そういった領域はどんどん小さくなっているため、逆に珍しくなってきている。

香りの世界は、まさにその中にある。


この不便で不便でしょうがない香りの世界を、技術により“便利にする”試みも素晴らしいと思う。が、私はこの不便な世界で、目一杯その不便さを背負い込みながら楽しむのも、また乙なのではないか…なんて思ったりもする。


香水って、楽しいよね、不便だし。

この楽しさ、もっと広まれ…!なんて思いながら、地方営業に行ったり、店頭に立ったりしているのです。


ということで、5月25日、28日、29日、6月1日、4日、5日、伊勢丹新宿本館4階の店頭に立っているので、来てね。お香も出るよ。


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