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フルマラソンに初挑戦 マラソンは○○から

僕は2024/3/24開催の佐倉マラソンに参加し、初めてのフルマラソンデビューをした。フルマラソンを経験したことを記憶が鮮明なうちに文章として残しておきたく今、満身創痍ながらデスクに向かいこの文章を執筆している。

もともと僕は長距離は苦手ではないし嫌いでもなかった。そのため、フルマラソンもいつかは成し遂げたい目標としてぼんやり掲げていた。しかし、なかなか一人では行動に移せなかった際に会社の先輩や同期に声をかけていただき今回の参加へと至った。正直、大会当日まで十分な練習をやってきたとは言えない中でも挑戦だったため、とても不安を抱えた状態でスタートを迎えた。

スタートから10キロ地点くらいまでは集団で走る状態が続いた。僕自身1キロあたり6分~6分半の間で走っていたのだが一緒に参加したメンバは6分を切るペースで走っていてすぐに置いて行かれる展開となってしまった。かなり焦りを感じながらもペースを上げると一気に足が動かなくなることを練習の際に何度も経験したため、とにかく自分のペースを刻むことだけに集中した。10キロ地点では約6分20秒くらいのペースで走っていて個人的には順調ではあった。

20キロに向けては少しペースを上げ、1キロ平均を6分10秒台まで上げることを目標とした。コースは比較的アップダウンが少なく、走りやすかったものの、16キロ地点付近の上り坂で少し無理して走ってしまったため足を使った感覚があった。それでもペースとしては悪くなく1キロ平均6分5秒ペースで20キロ地点を通過した。このころから少し足に疲労感と視界が狭くなったり、手がしびれたりと少し限界勝ち数いている感覚があった。しかし、自分はこうなることは当たり前だと言い聞かせ比較的冷静に走ることができた。

30キロに向けても少しペースは落ちたものの順調に走ることができた。練習では20キロ以上を走ったことがなかったためここからは未知の領域だった。そのため、無理せず走ることを心がけた。25キロあたりくらいからだろうか、途端に次の1キロが遠く感じるようになった。それでも5キロ刻みに目標地点を定め、歩かないことを意識し走り続けた。

40キロに向けてが本当にきつかった。”30キロの壁”とよく言われる現象を身をもって経験した。とにかく、足が動かない&あと10キロ以上あるという絶望感により、フィジカルとメンタルの両方で苦しめられた。このあたりから歩き始めるようになった。30キロ地点では周りも歩いている人が多くその誘惑とひざの痛みから歩いていしまうことが多かった。一度歩くとまた走り出すことにエネルギーを要するし、すぐにまた歩き出すという悪循環に陥ってしまった。マラソンは30キロからだということを身をもって体験したし、次回は30キロ地点でも走り続けられる練習とペース配分をしたい。

ラストのゴールに向けてはフィジカル面では足の吊りが起こっていたがもうすぐゴールというメンタル面の向上により何とか走り切ることができた。ゴールし、芝生に寝転んだ時に感じた達成感は中学の時にママチャリで琵琶湖一周をした時と同等かそれ以上のものだった。

ここからはゴールして1日たった今思うことを書いてみる。
1つ目は”応援”の持つパワーだ。走っているとき(特に30~40キロにかけて)は何度も「もう走れない」とあきらめかけた時があった。しかし、その際に沿道や給水場でくれる応援を聞くとなぜか足が少し軽くなってまた走り出すことができたのだ。自分は今まで応援の力というものをそれほど信じていなかったが今回のフルマラソンで応援される側になってみてこんなにも応援が自分に力をくれるんだと驚かされた。

2つ目はマラソンも人生も通ずる部分があるということだ。やっぱり無理してペースを上げることは後半に必ず悪影響を及ぼすし、かといってすぐに歩くようでは目標は達成できない。大切なことは自分のペースを自分で的確に設定し周りに流されずに淡々と刻み続けることだ。そうすることで本当の修羅場(マラソンでいう30キロ以降)に戦える状態かついいタイムで入っていける。常にいいペースで走り続けながらも本当の修羅場でも戦える体力を残しておくことが大切だと学んだ。このバランスを知るためには普段から鍛錬を行い、自身の限界を伸ばしつつ自分を理解するという営みが必要になってくる。

とにかく思うことを殴り書きしたので読みづらいかと思いますがこれからフルマラソンに挑戦する人にはぜひ読んでもらいたいです!


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