サンロッカーズ渋谷 :2019-20 第28節 VS 秋田ノーザンハピネッツ

無観客試合を実施した日本のプロバスケットボールリーグ、BリーグB. LEAGUE)。
そして本日、以降の無観客試合として予定されていた3月20日から4月1日までの試合の中止が発表されました。
先日開催されたサンロッカーズ渋谷秋田ノーザンハピネッツの無観客試合をバスケットLIVEで観戦したこと、感じたことを記しておこうと思います。

結果(GAME1)

2019-20 B1リーグ 第28節
2020.3.14(Sat)16:05 Tip Off
サンロッカーズ渋谷 VS 〇秋田ノーザンハピネッツ
@青山学院記念館 無観客試合

サンロッカーズ渋谷、GAME1のスタートは、この5人。

ベンドラメ礼生#9
関野剛平#1
広瀬健太#24
ライアン・ケリー(Ryan Kelly)#34
チャールズ・ジャクソン(Charles Jackson)#10

1Q 19-14
2Q 23-28
3Q 19-17
4Q 22-28
F 83-87

結果(GAME2)

2019-20 B1リーグ 第28節
2020.3.15(Sun)14:05 Tip Off
サンロッカーズ渋谷 VS ●秋田ノーザンハピネッツ
@青山学院記念館 無観客試合

サンロッカーズ渋谷、GAME2のスタートは、この5人。

ベンドラメ礼生#9
関野剛平#1
広瀬健太#24
ライアン・ケリー(Ryan Kelly)#34
セバスチャン・サイズ(Sebastian Saiz)#2

1Q 13-15
2Q 22-22
3Q 21-21
4Q 28-21
F 84-79

無観客試合としての開催

それぞれがいろいろな想いを抱きながら複雑な心境、特殊な状況でバスケットボールをしていたということなのだと思う。

「プロフェッショナルとして、バスケットボールを届ける」

こう思うに至るにあたっての葛藤は想像に余りある。

関係者での感染、選手・スタッフの発熱、選手の欠場、試合の中止。
リーグ、チーム、選手として判断を迫られる状況に直面しながらの無観客試合。

それを全うした選手・スタッフ・関係者は、尊敬に値すると思う。

チームを応援しに行くということ

「いつまでもあると思うな~」という言葉もあるけれど、サンロッカーズ渋谷の試合を観に青山学院記念館に足を運ばない期間があることで、いつしか、試合観戦が目的ではなく、現地での応援が目的になっていたことに気づいた気がしている。

家を出る前に応援グッズを準備する。
電車で現在の順位や対戦チームの成績を見ながら妻と話す。
青山学院記念館に向かう前に紀伊国屋でツイストドーナッツと飲み物を買う。
入場口でゲームパンフレットをもらい、いつもの席に向かう。
選手のアップやシューティングを見ながら今日は誰に活躍してほしいかと妻と話す。
会場の応援席を見回してどんな人が来ているか観察する。
会場に流れる音楽にカラダを揺らす。
オープニングで手拍子をする。
SR渋谷のファーストシュートが決まるまでスタンディングで応援する。
選手の一挙手一投足に歓声と落胆を繰り返す。
試合終了後に妻と感想を話しながら帰路につく。

試合を観にいかないと、試合を観にいくときはフツウだったこと、このあたりがゴッソリ抜けていることがわかる。
無観客試合を観て改めて考えてみると、喪失感といっていいのかはわからないけど、ソワソワするというか、どこか据わりがイマイチに感じる。
どうやら、このあたりは勝ち負けに関わらず、自分の中では日常的なものであると同時に、大切なものになっていたようだ。

いつものアリーナにいつものルートで行く。
アリーナに行けば“ブースター”として思い思いにリアクションしたり、応援したりできる役割がある。
そこでの体験に一喜一憂して、感じたことを語り合いたくなる。

青山学院記念館でSR渋谷を応援することは、自分の中でそういったものになっていた。

Bリーグ初年度。
それまで日本のバスケットボールはほとんど観ず、NBAばかり観ていた自分がSR渋谷を応援することにした理由は、
「ホームアリーナが青山学院記念館だということ」だった。
(自分が青山学院大学(と高等部)出身であることと、家から近くてアクセスしやすかったこと)。
学校に通っていたころよりも遅刻もせず、試合があれば(行ければ)通っている。
青山学院記念館という場に対しても、在学当時とは違う新しい目的と意味を感じているのだとも思う。

中止の判断

何が正解なのか。
こればかりはわからない。
正解がないというのが正解なのではと思うし、正解はないというのも正解なのではとも思う。
一転して中止という判断も1つなのだと思う。

いずれにしても、場に人を集めるビジネスや、場に人が集まることで動くビジネスは今とても厳しい。
それを単にオンラインや配信で“代わり”として置き換え続けるだけでは、ともするとクビを絞めていくことになってしまうようなイメージがある。
そのビジネスを続けないといけないのだとするならば、安全・安心を整えるその一方で、「場に集うこと」の意味をアップデートするしかないのかもしれない。
終息を待つ、ただそれだけに時間を投じるのは、たぶんその後を苦しくする。

大河チェアマンは再開の最低条件として

「選手、クラブ、リーグが一枚岩になること」を挙げ、そのためにも「行動指針をその三者が共通理解して、お互いに納得して『再開しましょう』というだけのものにするため、しっかりとコミュニケーションを取っていく」

としている。

それぞれの環境や事情が一様ではないはずで、とてもむずかしい条件だと思う。
でもこれをうまく動かしていけるとすれば、今後につないで各者の関係性の強度をあげることができる気がする。
改めて、選手、クラブ、リーグのコミュニケーションの質をさらに上げて、ブースターを巻き込んでいってほしい。

好きであると表現することを継続したい

今回の件で、現在進行形でそんな“大きな山”に直面している人は多いのではないだろうか。
“大きな山”の存在は知っていたけれど、準備をしていなかった/準備ができていなかった人も多いかもしれない。
たぶん、自分が所属している会社も、たぶんきっとそう。
少なくとも自分はそう。
ああしとけば、こうしとけば、あんなはずでは、こんなはずでは・・・。
そんなんばっかりです、自分。

でも、ちょっと話は飛んでしまったけれど、好きなものを好きであると表現すること、応援すること、考えること、それを自分は継続したい。
こういう状況になって改めてそう思うに至ることは、少なからず不本意ではあるけど。

そのやり方で積極的に巻き込まれていきたい。

なんか、そう思うんです。

いずれにしても、心身健康に進めていきたいですね。

自分はサンロッカーズ渋谷を応援しています

それでは。

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