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【チームマネジメント】チームを成功に導く6つの鍵


はじめに

チーム発足の際、私はメンバーに大切にしてほしい意識を共有した。
チーム発足時の話は以下のページを見ていただきたい。

誰しも初めてチームに入るとき「ここはどんなチームなのか」、「何をすれば評価してもらえるのだろうか」と様子を伺うだろう。最初に何を意識するべきか共有することで、チームにまとまりが生まれる。チームワークを強めるためにも、共有するべきである。今回は私がメンバーに共有したチーム全体のパフォーマンス向上に繋がる具体的な行動指針・価値観を紹介する。
人によっては”当たり前のこと”と感じるかもしれない。しかし、実際に意識できている人は少ないと感じる。
考えるにあたって、『リーダーを目指す人の心得(コリン・パウエル)』の本を参考にした。リーダーを目指す人はぜひ読むべき本である。

1. 積極性とモチベーションを持ちなさい

1. 積極性とモチベーションの重要性

チームにおいて、個々のメンバーが積極性と高いモチベーションを持つことは、チーム全体の成功にとって不可欠である。なぜなら、積極的なメンバーは周囲を巻き込み、チーム全体の士気を高める力を持っている。一方、モチベーションの低いメンバーは、チーム全体の活力を低下させ、生産性を阻害する可能性がある。

1.1 積極性とモチベーション低下の要因

しかし、常に高い積極性とモチベーションを維持することは容易ではない。様々な要因によって、これらの要素が低下してしまうことがある。例えば、以下のような点が挙げられる。

  • メンタル的な不調

  • 他の業務への注力

  • チームワークへの不満

1.2 積極性とモチベーション低下の際の対処法

このような場合には、以下のような対処法が有効である。

  • 原因を分析し、解決策を検討する

  • チームメンバーと問題を共有し、協働で解決に取り組む

  • 研究テーマやチームを変えるなど、環境を変える

  • 一時的に研究を休む

1.3 チームメンバーへのフォロー

メンバーの積極性やモチベーション低下にいち早く気づき、適切なフォローを行うことが重要である。放置しておくことは、チーム全体の雰囲気を悪化させ、更なる問題を引き起こす可能性がある。

2. 「功績」も「責任」もメンバー全員のものだと思いなさい

自分以外のメンバーが失敗した時やタスクを終えられなかったとき、それはメンバー全員の責任です。「議論の時、指摘していればこんなことにはならなかったのでは」、「手が空いた時、メンバーのタスクを手伝えばよかったのでは」という後悔のないようにしなければならない。

全ての事象の責任に全てのメンバーが関わるのだから、議論にどんどん参加する必要がある。他メンバーのタスクだから「自分はたいして考えなくていい」と思うことは大罪である。雰囲気にのまれることのないように自分の考えを主張しなければならない。自分が正しいと思うことは発信しなければならない。

3.「人格」と「意見」を峻別しなさい

研究やプロジェクトを成功させるには議論がとても大切になる。議論をしていると必ず自分と対立した意見と出会うことがある。その時に、その人の人格まで対立してはいけない。よく自分と正反対の主義主張の人を嫌いになる人がいるが、それは「人格」と「意見」を混合してしまっている。これは反面教師にしなければならない。さもなければ媚びた議論をするチームになってしまう。よく、議論の際に「ごめんなさい」と謝ってしまう人がいるが、これは「人格」と「意見」を混合してしまっている。自分の意見が採用されなくても、何も悪いことはない。悪いと思うことが罪である。例えば、上司が「自動運転の車を作るべきだ」って主張を持っていたとして、何も考えず上司の意見に合わせて自分も「自動運転の車を作るべきだ」と言う考えになるのは媚びた議論になる。もし、「自動運転の車は作るべきでない」と感じるならはっきりと主張しなければならない。

もし、討論の末に自分の意見が負かされたとしても、自分の人格まで負かされたわけではない。「あの人が嫌いだから論破してやろう」、とか、「反対の意見を言おう」などということは絶対あってはいけない。

立場の上下関係によって、意見の良し悪しが決まることはない。どんなにどんなに箔があるひとでも間違えることはある。

4. チームの決定はあなたの決定です

どんなに意見が対立したとしても、チームとしての意見を確定しないとプロジェクトは進まない。だからいつかは意見が一つになる。もし、自分と対立した意見がチームとしての意見になったとしても、それは「議論の末の結果」である。それすなわち、「あなたの決定」でもある。あなたの決定なのだから、自分の考えと違くてもタスクは全力で遂行する必要がある。

議論で徹底的に反論し、決定には全力で遂行しなさい。

5. ダイナミックで情熱的な目標を持ちなさい

常に目標の先を考えなさい。例えば、「プロ野球選手になる」→「2000本安打達成する」→「1万人の子供たちを指導する」のように夢の先を考えることによって自分が今何をしなければならないのかより鮮明になる。ただプロ野球選手になることを目標にしてた人と2000本安打達成することを目標にしていた人では結果が違うだろう。

目標がない人にモチベーションを持てるわけがない。目標があるから自分が今何をするべきか理解できる。「先生に言われたから勉強してます」って言う人と「お医者さんになって人々を救います」って人では後者の方が勉強し、成功するだろう。

目標を持って自分で自分のやる気を出さなければならない。

6. 常に革新しなさい

今あるものを超えるには「今ないこと」をするしかない。(たまに、バージョン戻したら上手くいくなどということはある。)研究は、「新たな知見」を発見する場である。新しいことに関心を持たなければならない。

いかなる時も現状に満足してはいけない。現状に満足した時に成長が止まる。世界一になっても満足してはいけません。
今、世界トップのテック企業というとGAFAMなどを浮かべるだろうが、IBMなど別の会社がGAFAMよりも影響力がある時代があった。GAFAMのような世界最高峰の企業は過去の王者の失敗を徹底的に分析している。

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