彼氏との出会い2

彼氏との出会い1からどうぞ。

定時上がりのはずが
私が残業で結局３時間近く待たせてしまった…
でもこの残業がなかったら私は彼のことを
好きになってなかったかもしれないと思うと
彼には悪いけど残業で良かったと思う。

会った時に『鳥好きですか？』って聞かれて、
私が予定より３時間も遅れて来たから
予約をし直してくれたんだろうなとか、
私の地元の料理が食べられる居酒屋だったから
私のことを考えて選んでくれたのかなと思うと
凄く嬉しかった。

私「私が残業していた３時間の間、何をしてたんですか？」
彼『前回はお店まで案内するのに迷ったから、
今回は迷わない様に１回このお店に来ました。』
それを聞いた私は、
３時間も待たせてる相手に対して
ここまでやる人いる？とビックリした。

彼『◯◯さんだから３時間待ってました。普通は３時間も待たないです。すぐ帰ってます。』と
ストレートに言われて嬉しかったけど、
私の中では待たせた申し訳なさが勝ってて
複雑な気持ちだった。

食べて飲んで最後にトイレに行ったら、
いつの間にかにお会計が終わってた。
レジを素通りしてお店を出る彼を見て、
レジ前で「え？え？」と立ち尽くす私。
３時間も待たせちゃったから奢る気満々だったのに、お金を渡しても受け取ってもらえず…
どんだけ紳士なの？

『行きたいバーがあるんですけど、行きませんか？』と誘われ、３時間も待ってくれた人の誘いは断れないなと思った私は彼の終電まで飲むことにした。

『今まであった人の中で一番です！』とも
言ってくれたけど、
私の何処がそんなに良いと思うのか
不思議過ぎて？？？？？って感じだった。
今日だって残業で３時間も待たせてるし…

飲んでたら彼の終電がなくなり…あれ？
なんで終電逃してるの？w

３時間も私を待っててくれて終電まで逃した人を
放置して帰る訳にはいかないから、
「私の最寄り駅まで来てくれるなら、
朝まで飲みに付き合いますよ」と提案したら、
彼は最寄り駅まで来た。

３軒目ということもあり、
お会計で現金がない彼を見て私が払ったら
『情けなくてごめん。』と謝られた。
いやいや、ちょっと待って？
初めてお会いした時から
全部奢って貰ってますけど？
何が情けないんですか？え？って感じだった。

朝４時まで飲んで、
今までボディタッチとか全くなかったのに、
帰り際に握手を求められた。
可愛いなと思った。

もうさ、こんだけエスコートしてくれて、
ストレートに口説かれて、
良い女になった様な気分にさせてくれて、
好きにならない訳がなくない？？？？？

彼のことを心から尊敬した
２回目のデートだった。

【次回へ続く】