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#今こそ本の力を Vol.6 「みんなの学校」が教えてくれたこと

新型コロナウイルスの影響で日本全体に大きな影響が出ていますね。もちろん仕事も粛々とやるべきことをやっていますが、もうちょっと個人でやれることないかなと。せっかくなので一斉休校で子どもが家にいたり、在宅勤務で通勤分の時間ができて本を読む機会が増える人も多いと思うので、個人的なおすすめ本を紹介することにします。

Vo.6 はこちら。

いま全国的に教育のあり方が議論されていますが、こちらは「全ての子どもの学習する権利を保障する学校をつくる」という理念を掲げて特別支援が必要な子どもたちを含めてみんなが同じ場で学び合う場をつくった公立の学校の話。

とにかくこの校長のリーダーシップがすごくて、リーダーシップ論、組織論としても読めます。


「学びの前では子どもも先生も保護者も全て平等である」と定義する、全員が学校をつくるためのステークホルダーであると定義する、ルールは最も重要な一つしかつくらずあとは目の前の状況に合わせて全て柔軟に変える。そういうフラット化をしながら、でも責任と責務を分解し、責任は校長一人にあり、他の職員には責任はなく責務しかないと言い切るリーダーシップ。
優れた組織やリーダーシップは領域関係なく優れていると改めて実感。

教育系で面白いのは、「その学校が良いかどうか、つまりその運営がうまくいってるかどうかは細かいことをいちいち調べなくても、生徒の顔を見ればわかる」と言うこと。それは、絶対にごまかせない指標を持つということ。すごいです。

ちなみに元々はテレビのドキュメンタリー番組が元で、映画にもなっています。この映画も素晴らしいのでぜひ!


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