効率化して売上を上げる時代から、もっと寛容にコミュニケーションを考えて作って、売上がついてくる時代に突入した。

ピノーって会社を設立した時に、職種と仕事への固定観念を捨てようと決めた。効率化することで売り上げを上げる時代から、もっと自由にコミュニケーションを考えて作って、売り上げがついてくる時代に突入したからだ。

ピノーって会社はコミュニケーションを寛容に考え表現する会社でありたいし、そうでないと僕個人が面白みを感じないのかもしれない。

会社のホームページの私たちについて(https://pino.ooo/about/)では、ご挨拶と銘打って、その時に感じたことを書いている。

ご挨拶
毎日、家族や会社の仲間、友人など、いろいろな人と会い、たくさん会話をしています。
会話の途中で、「あれ?」と感じる時があるものの、大抵はふりかえることなく受け入れていることもたくさんあります。僕もそのひとりです。
そんな会話の中には、発見があるときは、自分の中で噛み砕いて、ほかの友達に話していることもたくさんあります。きっと些細な発見なのかもしれません。
こんな些細な発見が世の中にあふれることで、実は、みんなの幸せにつながるのではないかと思う時がよくあります。
このようなことを思いはじめた時、日本古来の価値のものさしに気づきました。
日本古来、価値のものさしに、松竹梅を使うことがたくさんあります。
このものさしの最上級にあたる「松」を、スペイン語Pino(ピノ)に変え、長く続くことを願い、「ピノー」は誕生しました。
プロジェクトに関わっていただけるみなさんと、驚きやひらめきを一緒につくり、最上級の気持ちで、未来に続く幸せを創っていきたいと思います。
コミュニケーションをデザインすること、これがわたしたちの仕事です。

この気持ちはいまだに変わらないし、大学の頃からも変わらない。その頃の気持ちは、20年間のダイジェストに書いている。(https://note.com/yusukematsumoto/n/n39373777d

社会人経験をしている時はオーダーメイドのエンターテインメントやデザインを作って、できる限り効率的でありたいと思ったり、コミュニケーションを作っているのだからと言い訳に時間を忘れ作業したり、とても自由に仕事をしていた。そのあたりも今の考えと変わっていない。(けど、人には強制しない)

話を戻して、効率化といえば、1950〜1970年代の高度経済成長期(https://job.mynavi.jp/conts/2021/tok/p/sonzaikachi/005.html)。その時代を生きてはいないが、非効率なものから効率的なものへと変革する時代で、日本も世界も物に溢れかえった。2000年頃インターネットの黎明期で同じ状況が起きた。非効率なものから効率的なものへと変革する時代であった。およそ30年に一度、非効率なものから効率的なものへと変革する時代がおとずれ、効率的なものから非効率的なものを好む時代が訪れる。バイオリズムがあるのかは不明である。

いま2020年代は効率的なものから非効率的なものを好む時代が訪れている。高度経済成長を支えた父親世代からすると、制限があり寛容な表現活動は非効率である。時代には波があり、バイオリズムがあり、そういう空気感があり、社会を疑い、時代を疑い、自分を見つめ直す、そんな時代なのかもしれない。

高度経済成長期から50年もたった今も効率的なものを作るとき、本当にそれでいいのだろうかと疑おう。ただ疑うんじゃなくて、疑うための情報を見聞きして、吸収し、話せるための準備が必要になる。ない引き出しは引き出せないので。

さて、本題に戻して。FacebookやTwitter、Youtubeなどのソーシャルメディアの多様化で、表現活動が自由にできるようになったことが大きい要因である。そこからすでに多数のヒーローも活躍し、マスメディアで情報を発信していたタレントもこぞって活用している。企業においても同じで、不安はずっつつきまとうが、もっと寛容にコミュニケーションを考えて表現活動をすることで、売上がついてくる時代に突入したと言える。(手を動かすことが前提である)

あと、表現活動に重要な感情は置き去りにはできない。コミュニケーションの核となる部分である。次の記事ではその辺りとも向き合って考えたい。

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