第26回:たった一人を熱狂させる/性格ポジショニング
こんにちは、株式会社TO YOUの岩下です。
第1回から第4回で「たった一人を熱狂させる」という弊社コンセプトと渋谷・神泉で営業しているセレクトショップR for Dにどう落とし込んでいったのか、という全体像をお話してきました。
第1回:たった一人を熱狂させる
第2回:たった一人を熱狂させる/R for Dの場合
第3回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(前編)
第4回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(後編)
第5回目では私の自己紹介もしましたので、第6回以降はもう少しディテールに注目してミクロに切り分けたテーマを取り扱っていきたいと思います。
テーマ設定は気まぐれです。
せっかくなので続けたいなと思っていますが、どこまで持つのか。
毎日1つ文章を書くことを続けるというのは結構大変なことなのだと毎日感じます。でもやっぱり反応をいただけると頑張れる気がするので、ぜひスキやフォローなどお願いします。
第26回のテーマは「性格ポジショニング」です。
性格ポジショニングって大事だと思うんです。
私の中で特においしいなと思うポジショニングは
◼️あいつは変だ
◼️あいつは誘ったら来そう
◼️あいつは好き嫌いがはっきりしてる
あたりですね。
◼️あいつは変だ
これはもうベストオブベストです。何をやっても何を言ってもあいつは変なやつだからしょうがないと周りに思わせることができたら、もうほぼ勝ちです。世間体や見栄や変なプライドによる妙な忖度も、クラスの中でのヒエラルキーも気にする必要はありません。いじめっ子ともいじめられっ子とも同じ距離で話ができます。無理に好かれようとしないし、別に嫌われたっていいのです。友だちは一人いたら十分幸せ。そんな勢い。
あいつは変だとレッテルを貼ってもらえたら、意思決定はより自由になり、一層周囲と違いを作ることができるようになるでしょう。
結局人と同じ条件で人と同じことをやったら大して差なんてできません。仕事でも一緒です。え、それやっちゃうの?を実は用意周到にやってしまうのが付加価値なのだと思います。
ちなみに私は小学生くらいのころ、毎日妹のつむじを押して「つむじを押された日は背伸びないんだよ」と吹き込んでいたためか、妹には今でも宇宙人と言われます。宇宙人の妹に言われてもピンとこない。ほぼ勝ちです。
◼️あいつは誘ったら来そう
これも基本的に得しかありません。誘ったら来そうな人は呼びやすいです。フットワークの軽さとまぁ誘ってもいいかと日ごろ思ってもらえるかがポイントです。
注意事項としては面倒な人への対応です。バッサリいきましょう。これが肝心です。すでに変人の称号を得ているならば、容易いことだと思います。
そうでなかったり、あえて危ない橋を渡りたくなる、そんな時もあるでしょう。そんな時はリスクマネジメントだけやっておけばまぁ行ってみてもいいかもしれません。
それかもしくは好き嫌いがはっきりしていればトラブルは起こりにくいかも。
◼️あいつは好き嫌いがはっきりしてる
あぁこれもいいです。私のように好き嫌いがはっきりしていると、先輩と北陸までお寿司を食べに行っても嫌いなものは食べません(海老、イカ、蛸、貝、魚卵ほか)。無理やり食べさせようとしてくるやつは嫌いなので先輩ではありません。
従って問題は起こりません。
嫌いなことを我慢するストレスは睡眠不足のストレスに匹敵すると思われます。嫌いなの我慢しているだけで何にもしていなくたって疲れます。眠いの我慢しているだけで何にもしていなくたって疲れます。どうせ仕事も進みません。嫌いなものからは離れましょう。眠い時には寝てしまいましょう。
仕事だってたっぷり眠って機嫌よくした方が、パフォーマンスもいいに決まっています。
以上、おすすめ性格ポジショニング3選でした。
ここからはポジショニングと言うけれど、そもそも性格って変えらるのってお話です。
生まれつきだったり、幼い頃の家庭環境から形成された性格を変えることは難しいことかもしれませんが、不可能なことではありません。
私も昔自分の性格を魔改造したことがあり、その後とても過ごしやすくなりました。かつて私を見た周りの人の反応は、A型っぽい、優柔不断、神経質そう、気難しそうという感じでした。それはある意味防御的にそうしていたようにも今では思いつつ、今はまずB型次にAB型といわれることが非常に多いです。1回会ったひとはだいたい友だちだと思っています(そんなに積極的に絡みにいくタイプではないので心持ちだけです)。
判断も早いです。大学の講義も最初の15分でつまんなかったら捨てて退出してました。いいと思ったら他のひとは関係ありません。おもしろそうでとってみた古代エジプト語の授業は1万人以上に開かれた講義だったにも関わらず学生は私ともう1人、そこに教授でハリーポッターが通うホグワーツの図書館にありそうな象形文字の辞書をペラペラめくりながら、中東のエネルギー政策の話もしながら楽しく過ごしました。
洋服の話で言えば、トレンドは自分で作るものだと個人的にトレンドカラーを設定して洋服や靴を探しに出かけたりするタイプです。最近はグリーンと濃いめのグレーがお気に入りです。
私はどうやって性格を変えたのかというと、意外とシンプルです。
毎朝寝起きに心の中で唱えただけです。
「常識にとらわれるな。他を圧倒せよ」
「常識にとらわれるな。他を圧倒せよ」
「常識にとらわれるな。他を圧倒せよ」
変なやつだと思われるのも、好き嫌いをはっきりさせるのも、最初は怖いかもしれません。でもいざやってしまえばそれはそれで新たな世界が見えてくるものです。私の場合はそれで救われました。むしろ自分を救いました。もとの性格では、気が狂って自殺してもおかしくないなと当時感じていたからです。
今の私はその可能性はおそらくないと思います。
その意味で、非常に楽です。
リスクももちろんあります。
変なやつでも好き嫌いがはっきりしていても、本当に一人では生きるのは難しいです。度を超えたら、社会からはじき出される可能性もあるでしょう。
それでも私は、性格ポジショニングを意識して、性格を変更してよかったし、メリットもたくさんあると思っています。
例えば神経質にも大雑把にもなれるところ。
これは都合よく使えば、かなり便利です。
常に神経質なひとよりも、常に大雑把なひとよりも戦略の幅が増えるからです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
株式会社TO YOUでは、それぞれの「たった一人を熱狂させる」を実現したいビジネスパートナーを募集しています。
ファッション業界でも、そうでなくても、どちらでも大丈夫です。
私たちはより多くの人が熱狂を形にできる社会がいい社会であると考えています。
あなたの熱狂を私たちに教えてください。そして一緒に実行しましょう。
反対の場合もあるかもしれません。
ビジネスのバックグラウンドがあるあなたであれば、そこでどんな熱狂を起こせるのか、私たちにも一緒に考えさせてください。
ご興味をお持ちいただけたら、Twitterのフォロー、DMやメールでのご連絡もお気軽にお願いします。
Twitter: @Iwashitayusuke
Mail: iwashita@deedfashion.com
第1回:たった一人を熱狂させる
第2回:たった一人を熱狂させる/R for Dの場合
第3回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(前編)
第4回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(後編)
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