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第22回:たった一人を熱狂させる/アイディアについて思うこと

こんにちは、株式会社TO YOUの岩下です。

第1回から第4回で「たった一人を熱狂させる」という弊社コンセプトと渋谷・神泉で営業しているセレクトショップR for Dにどう落とし込んでいったのか、という全体像をお話してきました。

第1回:たった一人を熱狂させる
第2回:たった一人を熱狂させる/R for Dの場合
第3回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(前編)
第4回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(後編)

第5回目では私の自己紹介もしましたので、第6回以降はもう少しディテールに注目してミクロに切り分けたテーマを取り扱っていきたいと思います。
テーマ設定は気まぐれです。

せっかくなので続けたいなと思っていますが、どこまで持つのか。
毎日1つ文章を書くことを続けるというのは結構大変なことなのだと毎日感じます。でもやっぱり反応をいただけると頑張れる気がするので、ぜひスキやフォローなどお願いします。

第22回のテーマは「アイディアについて思うこと」です。

これを書いている今は10/19土曜日の午後、雨が降っていて肌寒いです。私の部屋にはちょっとしたカウンターがついているのでスタンディングスタイルで書いています。だいたいいつも家でPC作業するときはそうです。狭い部屋の中を終始うろうろしながら、隙あらばコーヒーや紅茶やソイラテを作って気分転換しながら文章を書きます。もはや平日も休日もオンとオフの境界線は限りなく透明に近いので、もし誰かが見ていたら仕事しているのか遊んでいるのかぼーっとしているのか見分けはつかないことでしょう(カーテンがないので見られているかもしれない)。当然洗濯機が回っていることもあれば、カレーがコトコト煮込まれていることもあります。Spotifyでプレイリストか、radikoで東京FMまたはJ-WAVEを流していることが多いです。時には音に合わせてゆらゆら踊っているかもしれません。

今流れているのはこちら。

でも、机にPCを置いて椅子に座っているだけが仕事じゃないといつも思うのです。

友だちとカフェでだらだらおしゃべりしている時でさえ、何か仕事で使えるアイディアを思いついたり、役にたちそうな情報を入手できればそれは仕事といってもいいかもしれない。真面目な顔してPCの画面を睨みつけていれば、何らか仕事をしているように見えるかもしれませんが、実際には何も起こらないこともしばしば見受けられます(私自身も)。

アイディア、思いつきみたいなものを出そうというときの私なりの捉え方は、とりあえずリラックスしていることが何よりも重要だということです。

お風呂に入っているときに閃いたとか、散歩していて考えがまとまったとか、そういう話は聞いたことがあると思います。

私の経験則によると、これは偶然ではありつつも、意図して発生確率をあげることは可能です。

これには2つのステップがあります。

◼️大量にインプットしてから程よく忘れるくらい時間を置く
◼️リラックスした状態でアウトプットする

◼️大量にインプットしてから程よく忘れるくらい時間を置く
情報収集みたいなことをする時の方法論はきっと他にもあるのだと思いますが、私の場合は雑食化がとにかく心がけていることです。ひとつは都合のいい情報ばかり集めないようにするため、もうひとつは一見関係のない情報同士を繋いだ時がいいアイディアが生まれると思うからです。理解するにも繋がるにも発酵時間が必要なので忘れるくらい寝かせることにします。忘れた頃にも覚えていることが本当に理解したことのように思うので、一種自分の理解を篩に掛けるような側面もありますね。できれば最低1週間は寝かせたい。

情報が氾濫している今の時代ではコーヒーが体にいいという情報でも悪いという情報でもだいたい見つかってしまうものです。環境にやさしいのは天然繊維なのか化学繊維なのかでも似たようなものです。本当かどうか信じられない場合はぜひググってみてください。

一般論として、賛成派の意見がロジカルで反対派の意見もロジカルという場面は実は結構あります。両者の持っている前提が違うと発生します。そして前提の違いは突き詰めるとロジカルかどうかでは説明できない領域になってしまうことがあります。神はいるかどうか。アメリカの心配をするのか地球の心配をするのか。人類は滅びたら問題なのか問題ないのか。そうなるとわかり合うのは難しいのかもしれません。

一見関係のない情報同士が結びついて新たなアイディアとなるケースとしてはR for Dで取り扱いのある作家のカガリユウスケを紹介しましょう。彼は壁のテクスチャーに魅せられ、暇さえあれば壁の写真を撮り続け、建築資材を素材に取り入れながらバッグやストール、ランプシェードに壁を落とし込んだ作品を次々と生み出しています。R for Dに初回納品をしに来た際にも、「ちょっと小一時間抜けて近所の壁撮ってきます」とどこかに出かけていきました。カガリさんは壁インプットを続けて、そこから着想を得てこれらの作品を作っています。

◼️リラックスした状態でアウトプットする
くだらないアイディアを言える状態にするということが何よりも大事です。特にチームでブレストをする時などはどれだけくだらないアイディアを言えるか選手権にする方がよほど建設的だと思います。個人的には周りに人がいない環境の方がアイディアが出やすい気がします。思いついたら弊社代表近藤にLINEで送りつけます。10個に1個くらい興味を持ってもらえたらそれでいいくらいのスタンス。

リラックスするためならお菓子を食べていてもいいし、ストレッチしていてもいいし、お酒を飲んでいたっていいかもしれない。テニスボールを追いかける意味での収束系の集中とは違って、アイディアや思いつきが出るかどうかは発散系の集中なので、揺らげば揺らぐほど、カオスなほどいいのではないかと思います。

それに最初から川の底の砂金を一粒ずつピンセットで集めるよりも、玉石混交の砂金混じりの砂を掬い上げてから砂金を選り分ける方がよほど効率的です。

いつになくとりとめのないエッセイみたいになってしまいましたが、でも今日はこういうムードでした。

あと、時間を置いてアイディアを見直すと冷静な視点が加わっていいと思います。私も公開する前にこの記事も読み直します。どう思うのだろう、明日の自分は。→ほとんどそのまま出します。

雨があがったようです。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

株式会社TO YOUでは、それぞれの「たった一人を熱狂させる」を実現したいビジネスパートナーを募集しています。
ファッション業界でも、そうでなくても、どちらでも大丈夫です。
私たちはより多くの人が熱狂を形にできる社会がいい社会であると考えています。

あなたの熱狂を私たちに教えてください。そして一緒に実行しましょう。
反対の場合もあるかもしれません。
ビジネスのバックグラウンドがあるあなたであれば、そこでどんな熱狂を起こせるのか、私たちにも一緒に考えさせてください。

ご興味をお持ちいただけたら、Twitterのフォロー、DMやメールでのご連絡もお気軽にお願いします。

Twitter: @Iwashitayusuke

Mail: iwashita@deedfashion.com

第1回:たった一人を熱狂させる
第2回:たった一人を熱狂させる/R for Dの場合
第3回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(前編)
第4回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(後編)






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