まずはいったん整えてから

【632】

リズムを取り戻すようにしようと思った。

このところちょっと仕事からの帰りが遅くって、それが悪いとは言わないけれど決して良いとは言い切れない。
スタッフ個々の業務の兼ね合いもあるし、時間の掛け方も力の注ぎ方も一工夫が必用。
「お先に」と帰るのも一つだし、”わざと”居てあげるのも必要かなと考えている。

一度染み付いた習慣は癖になる。いい癖じゃない方ね。
だからまぁそのあたり整えていけたらきっといいのにな、なんて思う。

僕らの仕事は接客業だから。可能な限りお客様に寄り添ってあげるべきなの。可能な限りね。

でも、不可能を可能にするのなら有限な時間のことよりもアイディアやそれ以外で可能になる選択肢を生み出せたらいいなと思う。
必要に応じて時間を使うのはいい。
だけど、それがすべてではないだろうから。

僕はかつて30歳を越えたあたりから、業務を兼任し一人相撲で勝手に孤独になって仕事をしていた。
欲しかったのは同情とかではなくて、やりきった手応え。それだけだったはず。
周囲に期待することを諦めて、たまに溢す愚痴は単なるスタンドプレーの飾りにしかならなかった。
女々しい姿勢はやがて自分の首を絞めて苦しめた。なぜ?どうして?そんなこと考えても答えなんて見付からない。
突き詰め方は間違った方向へと向いていたあの頃。

まずペースを整える。軌道修正するのか、立ち止まりリセットするのか。

僕は単純に整理整頓が好きだ。なんなら家事全般だって好き。片付けて整理整頓して深呼吸して気分上々。
いや、このフレーズはやや古いのだけど。

どんなに疲れていようとも今の住まいの室内は常に片付いてて、洗濯物も洗い物もためたりしない。
アイロンがけを楽しみながら、そうやってリフレッシュしてる。
晴れた日には気分良く布団を干して一人満面の笑みで過ごす。これはどんなに忙しくても疲れていても変わらない。

今夜はnoteを書く前に革製品の財布と名刺入れをクリームで磨いて、革靴も磨く。
久しぶりに早めに帰宅したこの時間を有意義に使う。こうした小さなことで整う気持ち。

普段から使うものが綺麗だったりするのは、気分も違う。ついに萎れてしまったガーベラを捨てて花瓶を洗い、観葉植物のパキラには少しの湿りを与えて。

身の回りを整える。スケジュールを意識してタスク管理してみる。
少しずつ進められてる小さな手応えを味方に次へと目をやる。
まだやれていないことの方が多い。
やれていないことを埋めておく。
まずはそれをしっかりとさせておきたい。そこに"らしさ"を加えられたらいい。

出来るだけ余力を作れるスペースを確保して全力を出す準備を今はしておきたいから。

今朝は思いきって職場の会場のエントランスを大掃除してみた。白壁主体なので、やればやるほどに綺麗な壁に元通りになっていく。
もうこれが気持ち良くてね。
正直もっとやりたい!ってほどに、綺麗になってく姿は爽快。

再生させることで武器になるものは実は見逃しがちで。
ないものをねだるより、あるものをどう再生させていくのかを実行するだけで大きな存在価値を生む。
時間の使い方にしても、今あるものを大切にするにしても一工夫。

まずは整えてみる。心も伴って綺麗になって、気持ち良くやれるための下地は自分でやれることだから。

慣れや癖は極力いい作用で発揮させたいからね。その為にはじっくりと整える時間はどうしたって必要だろう。

サポートして頂けるなんて本当に感激です。その気持ち、そのひと手間に心から感謝します( *´艸`) たくさんのnoteから見つけて下さりありがとうございます!!