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【292】人生の主役は誰だ

人の数だけ物語がある。

もちろん世界中に住む人の数だけあるし、遠い昔から延々と繰り返すように物語が続いてきている。華々しいだけがそれじゃない。浮き沈みがあり、うごめく感情がある人の人生は奥深いものだ。

派手さもなく、ただ淡々と生きる人もいるだろうけど、それは他の人にはない物語だ。誇れる人ばかりではないだろう。それも当然。

自分に自信があろうが、なかろうが人生は動く。時間は過ぎる。物語は続く。生まれたその時からいつの日か終える時まで続く。

その1度しかない自分の人生の主役は誰ですか?

考えるまでもなく《自分自身》

それしかないでしょ?

生き方は自由だ。自分だけの為に生きようと、誰かの為に人生を捧げようと自由。選んだ人生を徹底的に生きて行こう。

そして、それを物語にして語れるようになれたらなんだかいいなって思う。だって、世界に一つだけの物語の主人公だからね。価値があるはず。

いいんだよ、価値があるかないかはこっちが決めるから恥ずかしながらないでいい。

なんとなく生きるなんて勿体ない。この人生をやり直せないならなおさらだ。

自分自身が主人公の物語を生きていく。そんな風に思っている人なんて少ないだろうけど、考えてみてよ。

でも、こんなリアルな物語あるかい。

こんなに臨場感があって、共感性がある物語ってあるかい。

だからこそ自分自身が感じたこと、見たもの、聞いたものを忘れない様に文字にして残そう。写真にして残そう。そうしてみよう。

遅すぎることはない。今からでもいい。

忘れてしまわないように思い出そう。たくさんの人と出会ったこと、たくさんの人と笑ったこと、汗を流したこと、一人きりになって泣いたこと。

世界中で自分は一人きりだなんて思いこんで殻に籠りくらした日々のこと。

たくさんの物語は何章にもなって繋がっていく。素敵だ。間違いない。

自分にしかないものは、もしかしたら誰かが羨むような経験を語っているのかも知れないじゃないか。ワクワクしてこないか。

いいんだ。

別に誰かに知ってもらうための物語にしなくたっていいんだから。

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近頃、自己肯定感と言う言葉を聞くことがやけに増えた。なぜだろう。

自己肯定感が高い人よりも、自分自身にどこか否定的だったり懐疑的だったりする人の方が多い様に思えるんだけど。
自己肯定感が低いことを悪いとは思わない。
でも、可能であれば受け入れていける方がいい。いいところも悪いところも自分だ。

成功したときも失敗したときも讃えて上げるべきだろう。だってそう、やってみた事実は大きな前進で変身の布石だから。

誰と比べても仕方ないし、答えは自分の中にだけあると言うのに、必要以上にキョロキョロ辺りを見渡して気にしてさ。そんなところに答えなんて転がっていないって。

客観視ってことが出来るかどうかは大切なことで、今の自分がどうなのかを判断する基準にもなる。だいたい、常に《これでいいんだ》って肯定していれる人ってどれだけいるのだろう。迷いがない人がどれだけいるだろう。

考えて決めて進む。

《これでいい》ではなく《これがいい》と自分に正直に選択して覚悟していく。規模の大小とかは関係ない。いつだって選択の連続だ。

人にしても、事にしても全てそう。

自分でしっかり向き合って出せた答え、選択なら誰のせいにもならない新たな物語が開けて行くから。失敗しない保証はない。保証のある選択じゃ思いきれないじゃない。

勢いと責任は同居していると思う。実際に行動に移すのはいずれにしても自分だ。

やっぱり物語の主人公ってこれだから刺激的だ。

みんな怖いもの見たさの中で生きているから、新しいものを感じるとき、誰もが皆笑顔になっているはず。

覚えていないだろうけど、生まれたてのとき、キミの顔を覗き込む様にしてお父さんもお母さんもお爺ちゃんもお婆ちゃんも喜んでくれた。お兄ちゃんがいたり、お姉ちゃんがいたり、そんな家族もある。

みんなが各々に生まれたキミを笑わせようとしていてくれた。

お宮参りに行き、神社の太鼓の音に泣かずにいたらお婆ちゃんに「偉かったね」と誉めてもらえたり。

七五三のときには普段着ない袴姿になって、境内の前で家族写真を撮った。そのときのお母さんは妹を抱っこしていた。きょうだいが出来たんだ。

幼稚園では新しい友達が出来て、小学校ではたくさん学んだ。

幼少期だけでも何ページもの物語が生まれている。思い出は物語だ。

一期一会。

たくさんの出会いで変化していく。成長していく。これが醍醐味だ。

生き抜く覚悟を持って、キミだけの物語を時代に刻もう。

誰もが無意識にでも主人公になっているこの素晴らしき世界に生きて。世界に一つだけの物語を。

たまには誰かに聞いてみてもらうのもいいかもね。

いつか再会した誰かと話そうか。

それとも、これから新たに出会うあなたに酒を飲みながら語ろうか。

うん、それは珈琲でも紅茶でもいいね。楽しみにしているよ。

それまで、物語はもう少し進めておくね。

その日まで。いつかのその日まで。

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