まるごとほかほか新タマネギ:チーズとコショウ・バージョン
春分を過ぎて、北半球はようやく夏ゾーンに入った。まだ寒い日もあるけど、桜も咲き出したし、いよいよ春。新タマネギの季節。新タマネギは、通年ものとは異なるみずみずしさが実によろしい。毎年の春先のワクワク気分のいくらかは、この新タマネギが運んでくれているに違いない。
先日、NHKのテレビ番組で紹介されていた話によると、新タマネギは早生(わせ)という品種で、通年ものの晩生(おくて)品種とは異なるという。収穫後すぐに出荷され、やわらかくて辛みが少ないのが特徴。
そのテレビでもあったレンチン簡単レシピ”まるごとたまチン”を試してみた。上記の番組ウェブサイトには3種類の味付けが紹介されているけど、今回試したのは2番目のチーズのもの。レシピは次のとおり。
材料(1人分)
新タマネギ:1個
粉チーズ:大さじ1.5
黒コショウ:適量
手順1:新タマネギの頭と根っこを切り取り、頭側から1/3ぐらいのところまで、包丁で切りこみを入れる。切りこみは、米の字状に。
手順2:深めの器に玉ねぎを入れ、粉チーズとコショウをふる。今回も、市販の粉チーズではなく、グラン・パダーノを削った。コショウはホールのものをグラインダーで挽いた。
手順3:ラップをかけ、600ワットで7分間の設定で電子レンジ。
テレビのレシピでは先にレンジにかけているのだけど、それではトッピングの味が滲みないのではないか、との妻のひとことで上記手順に変更。チーズといっしょに加熱した効果のほどはよくわからないけれど、タマネギのスープがしっかり出て、じんわりおいしい。チーズが溶けてベタつくのが嫌な場合は、テレビのレシピどおりに後からチーズで良いのだと思う。
テレビによると、この切り込みを3割程度の部分までで止めておくのがポイントなのだそうだ。そうすることで、水分がうまくタマネギ内部にとどまってくれる。
それから、電子レンジのあとで、すぐにラップを外すのもポイント。放置してしまうと、ラップがへこんでタマネギをつぶしてしまうことがあるのだとか。これは想像できる。でもその時はかなり高温になっているので、火傷に注意。
切れ込み部分をナイフで下まで割いて、外側に開けば、お花のように見えるので、ビジュアル的にも華やぐ(このnoteの見出し画像)。開いた後にも粉チーズをふると、雄蕊みたいに見えそうなので、もっとお花ビジュアルにはできるんじゃないかなぁ。
このホット新タマネギ、かなりいろいろと応用が効きそうだ。お手軽だし、春の一品料理として、トッピングを変えて楽しんでみよう。
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