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日々の出来事

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2023年1月の記事一覧

東急百貨店本店の営業終了について思い出すいくつかのこと

本日、東急百貨店本店が閉店します。

これは店舗が所在するた渋谷区道玄坂二丁目24番の再開発に伴う措置で、1967年11月1日の開店以来55年2か月にわたる営業が終了することになります。

40年以上にわたり東急東横線沿線に住んだ私にとって東急本店は東急文化会館、東急東横店とならび、渋谷の東急関連の施設を象徴する、身近な存在でした。

東横劇場で木馬座の公演や五島プラネタリウムを鑑賞し、あるいは三

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【テレビ番組監修】『潜在能力テスト』(フジテレビ、2023年1月17日放送)

去る1月17日(火)、フジテレビの番組『潜在能力テスト』の「日本を変えた偉人SP」に監修者として参加しました。

私が担当したのは、日本の野球において始球式の際にどのような球でも空振りをする習慣が生まれた背景でした。

すなわち、1908年(明治41年)に来日した米国大リーグ選抜チームと早稲田大学野球部の試合で大隈重信が日本初の始球式を行い、大隈の投げた球が本塁に届かなかったために打席に立っていた

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東京都立青山高等学校の創立83周年を祝す

本日、東京都立青山高等学校が1940(昭和15)年1月18日に東京府立第十五中学校として設置されてから83年目を迎えました。

紀元二千六百年を記念して東京府が中等教育振興の一環として設置した府立中学校7校の1校として誕生した府立十五中は、1943(昭和18)年に東京府が都制に移行したことにより東京都立第五十五中学校となり、太平洋戦争後も学制の変更により東京都立青山中学校を経て東京都立青山高等学校

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阪神・淡路大震災の発生から28年目に思ういくつかのこと

本日、1995年1月17日(火)に阪神・淡路大震災が発生してから28年目を迎えました。

本欄が繰り返し指摘するように、たとえどれほど鮮明で克明な体験であっても、時間の経過に伴って記憶として堆積するという人間の記憶のあり方に即せば風化は避けられず、記憶は風化するという事実から出発することが、阪神・淡路大震災を後世に伝えるための第一歩となります[1]。

一方で、阪神・淡路大震災を実際に体験し、ある

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第2子誕生のご報告と新たな決意

本日、午前7時42分にわが家に第2子が誕生しました。体重3388グラムの男の子です。

今回は出産の立会いを予定したものの、未明の入院となり産院の託児施設が受付前であったため、長男の対応のために私は自宅に留まることになりました。

その様な中で無事に出産した妻と、毎回の健診や出産に際して最善で安全な対応に尽力された各医療機関の医師、看護師、事務職員、さらには関連諸機関の皆さんの取り組みには、感謝す

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令和4年度東京都高等学校文化連盟音楽部門中央大会

昨日、東京文化会館大ホールにおいて令和4年度東京都高等学校文化連盟音楽部門中央大会(中音)が行われました。

都内の管弦楽、吹奏楽、合唱関連の部活動にとって、1年の最初に行われ、また年度の締めくくりともなる催事が中音です。

ただ、2020年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により開催が見送られ、2021年度は参加校の数を縮小して実施するなど、変則的な形式により挙行されました。

今回は、例年

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「2022年の印象的な新刊12冊」を振り返る

2022年の新刊書のうち、私が実際に手に取り、特に印象に残った12冊は、発行日順に以下の通りでした。

なお、一人の著者が複数の書籍を出版した場合は、その中で最も印象深い1冊を取り上げています。

■マンボウやしろ『あの頃な』(角川春樹事務所)
■君塚直隆『イギリスの歴史』(河出書房新社)
■オカモト"MOBY"タクヤ『ベースボール・イズ・ミュージック』(左右社)
■濱野靖一郎『「天下の大勢」の政

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今井重幸先生の生誕90年を祝して

本日、作曲家、舞台演出家、教育者の今井重幸先生が1933年1月4日に生まれてから90年目を迎えました。

今井先生は東京都立青山高等学校の1951年卒業生であり、私にとっては同窓の先輩にあたります。

また、私の所属する青山フィルハーモニーOB・OGオーケストラの第25回定期演奏会で、今井先生が2011年に作曲したカスタネット協奏曲 カスタネットとオーケストラの為の「ファンダンゴスに基づく協奏的変

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新年のご挨拶

2023年の年頭に際し、謹んで新年のご祝詞を申し上げます。

世界中で多事多難となった2022年の様子は、新しい年を迎えても依然として予断を許さない状況にあります。また、様々な分野で変化の度合いは一層強まり、日々新しい出来事がわれわれを取り囲みます。

こうした中でも、皆様が日々をつつがなく過ごされるとともに、ますますのご多幸と一層のご発展を心より祈念いたします。

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