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プロ意識という無感情

友人がこんなことを言っていた。

「彼女は家族が亡くなったにも関わらず、仕事をきっちりこなしている。プロ意識が高い。」

この「プロ意識」という言葉がどうにも苦手である。
感情のありかたとはなんだろうか?

あまり感情を表に出さない自分としては、情緒が豊かな人に魅力を感じる。
喜怒哀楽を表現しなければ、なにを感じているのか相手にうまく伝わらない。人は論理よりも、感情によって動きやすい。

負の感情を表に出さないことが日本では美徳とされているが、本当にそうだろうか。
感情を表に出さなければ、ロボットと同じじゃないか。

TPOは大事だ。
大事なプレゼンの最中に、つらいことを思い出して泣いてしまうかもしれない。それを許す寛容さが必要だ。
その涙は、仕事の質とは直接的に関連がないからだ。

だれだってポジティブな感情だけを持っているわけではない。
怒ったり、悲しんだりするには必ず理由があるし、それを慮れる人でありたい。

ポジティブに動くエネルギーの分だけネガティブにも動きうる。
ベクトルの大きさがものをいう。

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