僕は昔から野球が大好きで、小学生の時から毎日のようにボールを追いかける野球少年でした。また、プロ野球観戦も大好きで、年に数回球場へ足を運んでは、好きなチーム、憧れの選手を応援しておりました。
そして、この時期になるとプロ野球の引退報道を目にする機会が増えます。
引き際の美学、という言葉がありますが、パッとその世界から身を引く選手もいれば、限界の限界まで戦い続ける選手もいる。
クビを宣告された選手をドキュメンタリーで追う「バースデイ」という番組も好きで毎年観ますが、普段は見せない不安や葛藤、そこに人間らしさ、その人のキャラクターが滲みでて深く考えさせらえます。
選手であれば誰にでも必ず訪れる引退、、
その中でも、いわゆる引退セレモニーや引退会見でその選手がどのようなスピーチをされるのか、とても興味があります(上から目線、、笑)。
数年前、イチロー選手の現役引退会見では、深夜ではありましたが食い入るようにテレビを観ておりました。
また、引退ではありませんが、今年の夏の甲子園大会、仙台育英の須江航監督の「青春って蜜」の言葉を含めたスピーチも、まるで高校生を代表して話されているよう内容でした。本当に素晴らしかったです。
15年、20年プレーを続けてきたその道のプロが、数分のスピーチに凝縮して込めた言葉。そこにはやりきった思いや、悔しさ、周りへの感謝など、その方のキャラクターが織り交ざった言葉の数々から、とても学ぶことが多いです。また、戦いきった人のスピーチって、無駄な言葉が一切ない感覚を受けます。
その中でも、先日、読売ジャイアンツから西武ライオンズへ渡り歩いた内海投手の引退スピーチを目にしましたが、まるで芸術のような感動的なスピーチでした。
これまで関わってきた関係者やファン、一人ひとりにフォーカスを当てて話される姿に、周りあっての自分、という一貫した姿勢を感じました。
まるまる掲載させてください、、
人生の節目で何を感じて、何を伝えられるのか。
等身大の言葉で人の胸にぐっと来るようなスピーチができる。
そんな人生を全うしたいです。