![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114581458/rectangle_large_type_2_b610851ed1fd1792bbdce690a0fcce1e.jpeg?width=800)
【姿勢の基礎】 "反り腰"ってどんな状態?
こんにちは、トレーナーの福島です。
今日は姿勢の授業ということで…
『反り腰』をテーマにお話ししていきます◎
まずは「正しい姿勢」を理解しよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1693124391497-rDI1F3iLoM.png?width=800)
一般的に正しい姿勢というのは
耳・肩峰・大転子・膝蓋骨の後方・外果の2-3cm前方が一直線となる姿勢です。
ここから逸脱した状態が「姿勢不良」とし
上記の画像のように分類されます。
それぞれの姿勢については
今後少しずつ解説するとして
今回は「反り腰」を深掘りしていきます。
「反り腰」は正しい姿勢がどうなった状態?
![](https://assets.st-note.com/img/1693125009872-7qjF4nhk5u.jpg?width=800)
反り腰というのは
簡単にいえば「骨盤が前傾」した状態。
とはいえ
骨盤は少し前傾しているのが正常な状態です。
上前腸骨棘(骨盤の前側の出っ張りの骨)
に対して上後腸骨棘(後ろの出っ張りの骨)が
10~15度高い状態が正常となります。
毎回、角度を測定するのは手間なので
この前後の骨の高さが指2本分までの差なら
正常だと考えてもらえばOKです♪
それ以上に高さに差があれば
骨盤は過前傾となり「反り腰」と扱われます。
視診をしたときに
「これは反り腰だ!」と思っても
実はただの「前重心だった」ということは
かなり多いため間違えないよう注意です。
どこの筋肉が固まりやすい?
![](https://assets.st-note.com/img/1693177556944-lulMzSRN7l.jpg?width=800)
身体が歪めばそれに合わせて
筋肉の長さも変っていきます。
短縮する筋肉と伸長される筋肉。
これを正しく理解しておくことで
施術やセルフエクササイズで
確かな変化を実感できることでしょう。
まずは短縮が疑われる筋肉を紹介。
①大腿直筋(大腿四頭筋)
②脊柱起立筋群
③大腰筋
本当は1つひとつ詳しく解説したいのですが
また個別に筋肉の解説記事を投稿するので
そちらをご覧ください。
簡単に整理しておくと…
『大腿直筋』は太ももの前面の筋肉で
骨盤(下前腸骨棘から膝蓋骨)に付着するため
前傾すれば筋肉の長さが短くなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1693176972325-ISpZ2aeZQf.jpg?width=800)
極端なことを言えば
反り腰の腰痛で悩まされている方には
この太もも前面のアプローチが
最も効果的だと僕は感じています。
マッサージやストレッチも大事ですが
筋膜や皮膚のリリースでも
かなりの変化を感じることでしょう。
自転車スポーツ向きの動画ですが
内容は全然理解できて変化も感じる
素晴らしいものになっております◎
次に『脊柱起立筋群』ですね。
すっごくザックリいうと腰の筋肉です。
![](https://assets.st-note.com/img/1693177408004-3SwrpirNaK.png?width=800)
筋群というだけあって
複数の筋肉の総称ですが
「腰から首まで付着」していて
腰を反らす役割がある筋肉だと
認識してもらえば充分です。
反り腰になると
この筋肉は短縮したままとなり
どんどんガチガチになっていきますね。
かなり状態が悪いは
この筋肉が硬いことに気付いていません。
そんな方はこのブログの後半にあり
反り腰改善エクササイズ動画を見て
実践してもらえたら気づきがあるかもです。
最後に『大腰筋』ですね。
これは骨盤を前傾させる筋肉というより
腰椎の前弯を促す筋肉です。
ちょっと何言ってるかわかんないですよね(汗)
![](https://assets.st-note.com/img/1693177873145-jHbAqksozo.jpg?width=800)
腰椎の1~5番目から
大腿骨の小転子(内側の上の方)に
付着している筋肉であり、
股関節の屈曲動作にも作用します。
この大腰筋が
大腿骨に近づくように短縮すれば
腰椎が前方に引っ張られるわけです。
イメージしやすいように伝えると
「ヘソ」を前に突き出す状態ですね。
(ね、腰が反ったでしょ?)
これらの3つの筋肉の短縮を疑い
リリースやストレッチをすることで
原因に対処することができます。
ただ…
じゃあ何でこれらの筋肉は短縮したの?
って話になりますよね。
これについても
また別の記事でお話ししましょう♪
どこの筋肉を鍛えると良い?
![](https://assets.st-note.com/img/1693178095268-P8R5INbAh8.jpg?width=800)
では次に鍛えるべき筋肉をご紹介します。
①ハムストリング
②腹筋群
今回はこの2つだけ覚えておけばOKです!
もっと言えば
①のハムストリングだけでも良いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1693178323212-r1oYqjfssA.png?width=800)
反り腰の姿勢になると骨盤が前傾するため
坐骨から膝裏(下腿)に付着している
ハムストリングは伸長された状態になります。
なのでこの筋肉を収縮させて鍛えることで
正常な長さに戻していきたいのです。
腹筋群に関しては割愛しますが
プランク系よりも骨盤後傾を促す運動
「猫のポーズ」や「ローリング系ピラティス」から
始めてみることをお勧めしましょう。
最初にプランク系をしても腰が反って、
マイナスの学習となる運動にしかならないでしょう。
相性が悪い整形外科疾患
![](https://assets.st-note.com/img/1693178739851-Gszr5GonZH.jpg?width=800)
「脊柱管狭窄症」という病気を
あなたは知っていますか?
50代以上の男性に多い疾患で
腰痛・下肢の痛みや神経症状が一般的です。
僕の祖父もこの疾患を患ってますが
長時間の歩行が症状が出現するため
自宅ではよく車椅子を押して歩いています。
というのも
この脊柱管狭窄症は背骨が伸展状態で
症状が出現しやすいのです。
そう…!!
反り腰と相性が非常に悪いのです。
見た目では症状に気付いてもらえず
「あの人は大袈裟」と冷たいことを言われがち。
このブログを読んで
少しでも知識を得てもらえたなら…
・長時間の歩行で痛みを訴える
・立っていることが苦手
・いつも「前かがみ」な姿勢でいる
そんな人が周りにいたときには
整形外科の受診を勧めてあげてください。
反り腰改善のためのエクササイズ
![](https://assets.st-note.com/img/1693179138979-eQyfxeux6T.jpg?width=800)
最後に
反り腰改善に効果的な運動を
いくつかご紹介します。
現時点でYouTubeに
投稿しているものだけにはなりますが
役立ててもらえたら幸いです。
ほかにもたくさんありますが
それは今後少しずつ投稿していきますね!
最後に
ブログを最後までご覧くださり
ありがとうございました(^^)/
このブログが役に立った!
もっと身体のことを知りたい!
という方は
ぜひメンバーシップもご利用ください。
メンバーしか読めない記事も
今後たくさん投稿していきます◎
また別の投稿でお会いしましょうー!
現場からは以上でーす。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?