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080:【卒業式 /授業視察に怯える先生たち】week68

☆Nov6 (南アフリカ,リンポポ州,シロアム村)
晴れ 最高気温31℃ 最低気温17℃ 湿度44% 日の出5:10 日の入18:14

※上の写真は他の隊員の任地の風景。僕の任地よりも標高が600m高い。1400mもある。気候が違うし、空も近い!

Day470(Nov8)

 明日はプレトリアからJICAの専門家の方が来校する日。前々から校長には伝えており、授業を見せてもらえることに了解を得ていた。ところが、前日になって担当の先生たちが渋り出した。外国人のお偉いさんにみられることが怖いというのだ。それに、今週は来週から始まるテストに向けて復習タイムだから、授業らしい授業ができないのだという。
 「はぁ?」
 いろいろ意味がわからなくて怒りが込み上げてきた。「僕も外国人ですけど?」、「授業らしい授業ってなに?復習タイムは授業じゃないの?普段から見てもらっても恥じないような授業しなよ!」
 そもそも、校長にこの案件を任されていたHOD(Head of Department)のチロンゴ先生(算数科教員)が伝え方をミスったということもあり、ややこしくなった。それにもかかわらず、なんか僕の伝え方が間違ったみたい態度を取る。めちゃくちゃ腹が立つ。
 最終的には校長が介入し、なんとか担当の先生方に了解を得ることができた。明日、先生たちの休むなよ〜笑

Day471(Nov9)

 まずは、6:50から職員会議で僕のプレゼンの様子を見て頂きました。以前校長から依頼されていた「Lesson Planning 」について。

専門家の方に撮っていただきました。
自分で撮る機会がないから嬉しい!


 その後、1時間で3クラス(4年算数、5年算数、7年英語)を見て頂きました。さて、教室へ向かう途中、子どもたちがゴミを拾っている。専門家の方が「いつも子どもたちがゴミ拾いをしているんですか?」と。即答で「いいえ。今日だけです!笑」と伝えました。こんな姿見たことありません。そして、クラスへ向かう前には、HODのチロンゴ先生と担当の先生がめちゃくちゃ指導しています。完全にお客様対応の授業の完成です。「まぁそうなるよね〜」と思いながら授業を見せていただきました。子どもたちはいつもより緊張。先生たちはありったけの僕が作った教材を使って授業。九九のアクティビティも忘れずにちゃんとやっている。いつもこうならいいのに!これをきっかけに今後ネチネチ言っていこうと思います笑
 その後、校長とチロンゴ先生、もう1人のHODマカーレ先生(技術科教員)と対談。お菓子やドリンクも出てきた!笑
 専門家の方が僕に関わった内容(プレゼン、教具、砂時計によるタイムマネジメント、九九)の先生たちの授業を褒めていただいたことで、協力隊や協力隊として活動する僕の存在意義や価値をしっかりと伝えていただけました。ありがたい。
 やはり、ある程度年齢が高い&地位の高い人は話を聞いてもらいやすいから羨ましく思う。ましてや、自分は先生たちの中では一番若いからな…。
 その後、一緒に同じリンポポ州で活動する2人の隊員の任地へ行き、活動の様子や住んでいる家を見学しました。他の任地に行く機会はないので、新鮮だったし学ぶことも多かったです。どちらの学校も人数が全校100名程度で、先生は4名。クラス数で教員の人数が決まるのではなく、全校の人数で決まるため、先生が授業をしていないクラスもありました。課題がたくさんありますね。

2人の任地は標高が高い!
伝統的な家も見られました!


 その後、THOHOYANDOU という大きな町まで移動し食事。久しぶりのステーキを食べながら、専門家の方と貴重なお話ができて充実した1日になりした。

Day472(Nov10)

 今日はFarewell !!
 Grade7の卒業式です。来週から始まるテストの後にやればいいのにとか、落第した場合どうするの?とか思いましたが、よくよく考えるとテスト終了後は子どもたちは学校に来ないからこのタイミングがベストなんだと思いました。
 さて、去年はCovid-19’s の影響で実施されなかった卒業式(全然マスクもしてないし、もう南アでは流行していなかったけどね笑)。今年は無事できて子どもたちも先生も保護者も嬉しそう。
 自分も南アの卒業式ってどんな感じかな?と気になっていたので参加できてよかったです。
 結論、卒業証書授与はなく、ダンスや劇、歌、ファッションショーをしたりするパーティーのような感じでした。途中で牧師の話を聞いたり、先生たちの話、卒業生や在校生の代表の話もあり、約5時間(10:00〜15:00)続きました。その後は、料理を食べたり、写真を撮ったりして16時には解散という感じでした。

卒業式のプログラム

 一方で、若手の先生は卒業式の間、ブライ(BBQのこと)でひたすら肉を焼いて、提供する食事の準備をしていました。お酒飲みながらだけど!笑
 ただ、卒業生約150名、その保護者、関係者など500食分以上用意しないといけないから大量に肉を焼かないといけない。お酒くらい許してあげよう笑
 僕は卒業式会場と炊事場を行き来しながらお手伝い。調理スタッフさんも朝から準備して、式が終わったら食事を配膳して、みんなが帰った後は片付けをしてと1日大忙しでした。子どもたちの晴れ舞台のために、みんな一生懸命頑張っていました。

 子どもたちも今日はとても楽しそう!前々から練習していたダンスや劇、合唱なども誇らしげに披露していました。
 卒業おめでとう!そして、来週からの最終試験突破してSecondary School へ無事進学してね!


ここまで読んで頂きありがとうございます!
See you next time!
Sharp sharp!!

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