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うまい棒の12円は日本を救うかも

こんにちは。
子どもにお金にまつわる話をしているゆうとすです。
お菓子業界に衝撃が走りました。
うまい棒の価格が4月から12円になるそうです。

とうとうお前までもか、、うまい棒
と思ってしまいがちですが、ようやく価格という重い腰を上げてくれたか!という見方もできたりします。
今日は価格を上げることについてお話ししたいです。

「うまい棒」がついに値上げ、駄菓子インフレが案外悪いことではない理由

元記事はこちら


企業努力で価格の据え置きをしたことは素晴らしいのですが、
末筆に重要な考察がありました。

私のように子ども時代にオイルショックを経験した世代は、価格を通じて経済に関心を持つように育ちます。一方で今、20代から30代の世代は子ども時代を通じてデフレしか経験していません。そのような環境で子ども時代を過ごすと、なんとなく「価格というものはそれほど変わらないものだ」という感覚を持つことになります。

 これが実は良くないというのです。というのは、確かに過去の30年間については日本経済はデフレ傾向だったかもしれないけれども、これから先はそうではないかもしれないからです。

若い世代の方が、「給料が安くても、ユニクロや百均、ドン・キホーテで買い物をして生活はそれなりに成り立つ」と考えて生活設計をしていると、ひょっとすると高齢者になったときに生活が成り立たなくなってしまうかもしれない。今の若い世代はそのようなリスクを抱えています。


1 なんとなく価格は変わらないという感覚
2 給料が安くても安い商品の購入で生計は立つという錯覚と将来リスク


ボクはこの2つがマズイと思うのです。

日本は30年、平成の時を経て、安い国になってしまいました。

世界のGDP(国内総生産)に占める日本のシェア割合は、1995年には17.5%に達していましたが、その後は転落を続けます。
転がるに転がり、2010年には8.6%、16年には6.5%まで落ち込みました。

非正規雇用が多く、全体的に人件費が安いと言われています。非正規雇用は解雇されるのが嫌だから必死に20,30代を働くが預貯金もない。
毎月を生き抜くのがギリギリ。
40,50代にムチを打ち、非正規雇用を続ける。

賃金と物価を上げる必要があると思っているが、そうもいかないのが実情だろう。
企業では感染症の影響もあり、内部留保も蓄えるだろうし、高齢者大国日本では、政治家は高齢者優遇の施策中心になる。
価格も上げにくいし、給与も上げにくい。

ビッグマック指数という、海外と比べたビッグマックの価格がある。
購買力の平価により為替を測る指数でもあり、

・スイスでは804円
・アメリカでは669円
・中国では442円
・日本では390円

これが現実です。

日本はどんどん安くなっています。
海外からすると、旅行がしやすい国になっています。もはや、後退国の代表格ともいえるでしょう。

そんななか、うまい棒が10円から12円に値上がりしようとしています。

たった2円かよと思うかもしれませんが、
20%の増額は大きい。
子どもたちをはじめ、物価は上がるんだよという警鐘を鳴らす
預金ばかりしていないで、きちんとお金を回す世の中になってほしい。

もしかしたら、うまい棒が日本を救うのかもしれないと思ったりもしています。

今日はこのあたりで。


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