起業のタイミングは人それぞれ

起業のタイミングは人それぞれ

こんにちは。スタルジーのyuseisayです。今回は起業のタイミングや起業を理由に会社を退職する場合に必要なこと、在籍中にやっておいたほうが良いことなどを書いていきます。と、思ったのですが、起業のタイミングの話だけでなかなか長文になってしまったので、今回は起業のタイミングにフォーカスを絞ってお話させて頂きます。ちなみに、タイトルも「起業のタイミングや退職理由、失業保険について」で書いていましたが、途中で今のタイトルに変更しました。

※本マガジンの概要と私の自己紹介、想定読者は以下の記事にまとめてあります。

私が起業に至るまで

まずは私の起業のタイミングについて書いていきます。私は今28歳で、27歳の時に起業しました。小中高大とストレートで入学・卒業しているので、社会人6年目での起業になります。

大学生の頃にIT企業でアルバイト(今で言うと長期インターン)をしていたのですが、その頃からいつかは起業したいな〜と漠然と考えていました。アルバイトしていた会社は当時の従業員は30名ほどの会社で、アルバイトながら社長や役員の方とお話をする機会が多々あり、その会話の中で色々と刺激を受けてきました。

また、今でこそ、イケてるエンジニア(筋肉ムキムキでオープンソースにコミットする人たち)が増えてきましたが、当時はエンジニア=喋れない、営業できない、根暗なオタクみたいなイメージが少なからずありました。

しかし、実際に私が一緒に仕事をしたエンジニアの方々はコミュニケーション力も高く、プログラムが好きなのではなくプロダクトが好きな人が多かったです。なので、企画補助として入ったケツの青い大学生の私にも優しく接してくれて、プロダクト開発をしていく中であーでもないこーでもないと言い合ってとにかく良いモノを作ろうという強い意志が伝わってきました。

そんな方々と一緒に仕事をしていく中で、「自分で企画して手を動かしてプロダクトを作り、それを広めることで社会的インパクトを残したい」と思うようになりました。ITを活用すれば大金がなくても仕入れをしなくても自分が生み出したモノを世界中の人に使ってもらえる可能性があると思い、この業界にかけてみることにしました。

というわけで、大学時代に新卒〜5年後くらいまでのキャリアプランを考えました。以下がその時考えた私の目標とキャリアプランです。

大学在学時に考えていたキャリアプラン

まず、「自ら企画し、自らプロダクトを作り、作ったモノを自らマーケティング・営業をすることである程度の規模の事業なら自分一人でグロースできるような人材になる」という目標をたてました。これを達成するために、起業までに最低でも2社経験しようと思いました。

【1社目】新卒でWEBの受託会社にエンジニアとして入職し、とにかく手を動かしまくってプログラミングを習得する。OJTがしっかりしているSIerも魅力的だったが、一年でも早くプログラミングをある程度のレベルで習得したかったので、クライアントから直請けで仕事を貰えるベンチャーに絞り、とにかく1年目からエンジニアの仕事、つまり、クライアントのWEBサイト・WEBシステムを作れる環境に身を置く。座学や資格より手を動かすことに価値を置く。
【2社目】WEBやシステムの仕組みが分かり、0からプロダクトを作れるレベルまで成長したら、自社サービスを持っている事業会社に転職する。エンジニアリングのみならず、マーケティングや営業を学び、事業のグロースを経験する。

以上、2つを5年程度の時間軸で考えていました。実際の動きとしては、新卒でベンチャーのWEB受託会社にエンジニアとして3年間働き、東証一部上場の事業会社に転職しました。そこでは2年半、エンジニアリングとマーケティングを学び、事業の立ち上げとグロースを経験することができ、起業となりました。ほぼほぼキャリアプラン通りに動けました。ただし、営業のスキルに関しては起業前に身につけることはできませんでした。

このように、結果から見ると私はキャリアプラン通りに起業までいったので傍から見ると多少は褒められるものなのかなと思いますが、実際には起業という決断をするまでに紆余曲折ありましたし、2社目に転職してからは起業意欲は消えかかっていました。その話はまた機会があればしますが、何が言いたいかというと起業のタイミングは人それぞれなので、自分の心の中にある起業に対する炎が強く灯った瞬間に行動をするべきだと思います。

起業のタイミングは人それぞれ

起業のタイミングは人それぞれなんて言うと「なんだ無責任だな」と思うかもしれませんが、周りの起業家と話しても起業のタイミングに関して答えを持ち合わせている人はいないと思います。

事業だったらPDCAを回して仮説をたてて・実行し・効果検証をすることが可能ですが、起業は人生で一度しかできません。連続起業家という言葉もありますが、初めて起業するという経験は一度しかないでしょう。

私が学生の頃は、ホリエモン世代が話題だったので大学を中退または卒業してすぐに起業するのが流行っていました。そのブームの後は、いわゆるメガベンチャー等で社会人としてキャリアを積んでから、起業するという人が増えてきました。

最近だと高校や大学に在学しながら起業する人も増えてきましたね。その時代、時代で流行りはありますが、起業したい!と強く思ったタイミングがその時なんだと思います。

もっというと、「◯◯で起業したい!」の◯◯の部分が重要で、この部分に強い自信や確信、またはやり遂げるという情熱・強い意思があるかないかだと思います。

この◯◯に対して、上記の自信・確信があるということは、それなりに実力が伴っている証拠だと思いますし、実力がなくても情熱や強い意思があれば何かを成し遂げる度胸はきっとあるはずです。

ブロックチェーンまわりで起業を考えている高校生と最近話しましたが、彼にも同じ話をしました。「高校生だと日本で起業するハードルが高い」とか「大学に入学して時間ができてからのほうが良いのか」とか色々相談されましたが、やりたいことが決まっていて、起業したいという強い意志があるなら、今したほうがいいという話をしました。

日本で起業するハードルが高いんだったらエストニアやマルタなんかで法人設立すれば良いだけですし、今やらない理由が本当に「時間」だけだったら努力や工夫でなんとでもなります。

以上、長くなりましたが、起業のタイミングに関して書かせて頂きました。次回こそは退職にまつわる話や失業保険に関して話していければと思います。


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