2退職前の振る舞い方

起業を理由で退職する場合の振る舞い方とやっておいた方が良いこと

こんにちは。スタルジーのyuseisayです。今回は起業を理由に会社を退職する場合に必要なこと、在籍中にやっておいたほうが良いことなどを書いていきます。

※本マガジンの概要と私の自己紹介、想定読者は以下の記事にまとめてあります。

職場に退職を告げる時期・タイミング

職場に退職を告げるタイミングは悩みどころです。会社や事業部の規模によっても変わってくるでしょうし、スーパーマンだった人は引き継ぐ仕事が多すぎるので引き継ぎ期間だけでも1ヶ月〜2ヶ月は必要になってくるでしょう。

私は一部上場の事業会社で10数人ほどがコミットしている事業のエンジニアリングとマーケティングの責任者を担当しており、上司に退職の意思を伝えたのは3ヶ月前くらいの時でした。その時に上司に伝えたことは以下です。

・会社も一緒に働く人も大好きだけど、今の事業(業界)に情熱を注げない自分がいる
・事業が大好きな人にとっては、あらゆるリソース(人、金、モノ)が整っている今の環境はベストだが、もっと厳しい環境に身を置きたい
・自分が本気で社会に貢献したいと思える分野・業界は今の事業部や会社では実現できない
・今の環境に関して不満(例えば年収とか)は何一つない

簡単にまとめるとこんな感じのことを上司に伝えました。ありがいことに引き留めを上司や部長、そして社長からもされました。割と情で動くタイプなので、「まだまだこの人達と一緒に働いたらもっともっと面白い経験ができ圧倒的成長が可能なのではないか?」と本気で思い悩むこともありましたが、意思は変わらず正式に退職の意向が認められたのは上司と話した2週間後くらいでした。

退職まで2ヶ月半、まずは後任を決めるところからスタートです。マーケティングに関しては同じ部署にいた後輩に引き継ぎ、エンジニアリングに関しては新たに人を採用することになりました。

どこの会社も人材難で人材紹介会社がウハウハなこの時代、もし後任のエンジニアが退職までに採れなかった場合、退職後に業務委託で手伝う必要があったのですが、奇跡的に超優秀な若手エンジニアを採用することができ、1ヶ月もかからずに引き継ぎが終わりました。

自分がいなきゃだめだー!なんて思いながら仕事をしていたとしても、案外自分の代わりなんて簡単に見つかるものなんだなーと思ったりもしました。この話に紐づけて、責任感が強すぎて体調を崩しがちな会社員に伝えたい話を別途noteにまとめたので、ぜひ読んでほしいです。

脱線したので話を戻しますが、退職日までに有給が20日ほど溜まっていたので、最後の1ヶ月はほとんど会社に出勤せずに退職日を迎えました。

退職までにすべきこと

とにかく会社の人と積極的にランチや飲み会に行ってください。起業後は孤独です。本マガジンの最初の記事でも言いましたが、私みたいな人間的な魅力があまりない起業家は、起業した後は基本的に孤独です。

起業後は、会社というコミュニティに属していた自分の価値の高さに気づきます。よく分からないスタートアップの会社の代表より、東証一部上場の社員のほうが世間からみたら信用度は高いです。

そのため、もしマイホームを買う予定がある人がいた場合、起業前にローンを組んでください。起業後だとローンの審査にはまず通りません。結構重要な話かもしれませんね。

また、退職するからといってその会社の人たちとの関係性を適当にクロージングするのではなく、積極的にコミュニケーションを取ってください。そこでの会話のほとんどは「なんで起業するの?」「起業して何するの?」というような質問で終始するかと思います。

これがとても重要で、同じ質問を違う人に毎日毎日されるのって、一見かったるいなと思うかもしれませんが、自分の思考の整理になってめちゃくちゃ良いです。

「なんで自分って起業するんだっけ?」「起業して何がしたいんだっけ?」質問をしてくる人に分かりやすく明確に伝える技術も日に日に増していきますし、起業の熱もどんどん高まっていきます。

あとは知人を紹介してもらえることもあります。「その業界だったら◯◯っていう会社で働いている知り合いがいるよ」とか言ってくれる人も多々いて、実際に紹介してもらったりもしました。

起業すると不安に駆られ、コネクション作りのためによくわからない飲み会とか集まりに参加することが多くなるっていう起業家あるあるがあるんですが、実際にそういう場で出会うよくわからない人たちより、知り合いに紹介してもらった人のほうが何倍も信用できますよね。

あとはリフレッシュする期間も必要です。有給を使ってでも良いですし、退職後〜起業までの間で、どこか遠いところ、できれば海外に一人で行ってください。

起業すると365日休みなく働くことになると思うので、今のうちにリフレッシュしてください。ちなみに、私はタイに1週間滞在しました。現地に知り合いがいたこともあり、とても有意義な時間を過ごせました。価値観がアップデートされるような出来事もあり、日本では経験できないような刺激的なインプットも多かったです。

起業してやりたいこと、会社のミッションとかもタイに滞在中の時にガシッと決めました。そんな私の経験則から、リフレッシュするために旅をすることをオススメします。

以上、起業を理由で退職する場合の振る舞い方とやっておいた方が良いことでした。次回は退職直前〜退職直後について書いていきます。健康保険の任意継続とか失業保険とかそこらへんの話になるかと思います。


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