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住宅・建設・危機管理メディアの社長が考える理念と算盤とやりがい

現業の中小企業経営者であり住宅業界のジャーナリスト。
1972年山形県生まれ、京都育ち、大学時代は長野県で過ごしました。趣味はエレキギターとマニア未満のガジェット。
これが自己紹介になります。

経営しているのは、長野県長野市に本社を置く、株式会社新建新聞社という、スタッフ80人ほどの小さなで新聞社。
住宅、建設、危機管理・防災という「インフラ」に関わる分野でメディア事業を行っています。
ユニーク事業としては、建築現場で使う養生テープに柄をつけた「YOJO TAPE」の企画・製造・販売も行っています(下の写真)。

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インフラが良くなれば社会も良くなるはず

私たちのミッション=経営理念は「インフラメディアで地域を安心・元気に」です。
私自身がずっと関わり育ててきた「新建ハウジング」という工務店向けの専門紙は「変えよう!ニッポンの家づくり」をミッションに掲げてきました。

専門メディアは業界のニュースや事例を業界に共有する「コミュニティーメディア」が大きな役割です。
ただ僕はずっと、専門メディアが業界がより良くなるコンテンツを提供することで業界が少しずつでも良くなれば、社会がより良くなり、自分たちを含めた市民の生活がより良くなるはずだ、と考えて、それを僕やスタッフの働く目的・意義としてきました。

この点、当社が対象とする住宅、建設、危機管理・防災という「インフラ業界」は、規模が大きいことに加え、市民の生活に深く関わっており、やりがいも責任も大きい。一隅を照らせるはずだ、とこれまでやってきましたし、今後もそんなあり方を貫きたいと思っています。

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当社が運営する危機管理・防災の専門メディア「リスク対策.com」


社長はつらいよ、ではあるけれど

僕は40代そこそこで社長になりました。
社員から社長に指名されて間もなく、指名してくれた先代が交通事故で突然亡くなり、急遽社長業に専念することになりました。
編集の現場から離れることにし、自分にしか書けない・編集できないもの以外は手放しました。

「自分にしか」とは何かと言えば、中小企業の現役社長だからこそ発信できる経営のリアリティーです。
そこを住宅業界の専門知識と重ねて発信、強みになればと思ってやってきました。

経営のリアリティーと言えば格好いいですが、実際は試行錯誤、悪戦苦闘の連続。
編集長だったころは「いつも自分の媒体のことを考えているのが編集長だ」と息巻いていましたが、社長はそれ以上、四六時中、経営について考えていて、誰にも相談できないことも多く、「社長はつらいよ」です。

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筆者がずっと関り育ててきた工務店向け専門紙「新建ハウジング」


メディア企業としての理念と算盤とやりがい

業界を、社会を、市民の生活をより良くしたいというミッションと、それを事業として成立させる日々の経営、そして従業員満足&経営者満足を、このコロナショックのなか介在価値が問われているメディア企業としてどうバランスしていくか。
理念と算盤とやりがい。このnoteではそんなことを、経営者としてメディアの最新事情も交えながら共有していきたいと考えています。

当社は業界のプロに向けた専門メディアが基幹事業ですが、noteをプラットフォームに、「jimosumu(ジモスム)」というサイトブランドで、住宅分野から生活者向けの情報発信を行うことにしました。
告知はこれからですが(20年8月29日時点)、そのnoteサイトの自己紹介文を書いてみたので、よろしければお読みください。


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