死にたくなる人に必要なのはBeing
以前、希死念慮についての記事を書きました。
私は、精神疾患を患って7年余り経ちますが、未だに希死念慮は治りません。
というか、完全に治すということはできないと今は感じています。
誰でも、人生一度は死にたくなる時があるからです。
生まれてこの方そんな気分になったことないよ、という人がもしかしたらいるかもしれません。
でも今はなっていなくても、そのうち一度はなります。
希死念慮とはそういった類のもので、一般人(健常者)が日々感じていることが、脳の異常で過大に感じられるということが分かりました。
今日は、もし「死にたい」と言われた時にどう対処すればいいか、話していきたいと思います。
必要なのは、Being
「死にたい」と言われた時のよくある返しが、
生きていればいいことあるよ
私はあなたが死んだら悲しい
今日生きたくても生きられない人もいるよ
こんなところでしょうか?
この返しの良くないところが、どこか他人事のような一般論という感じがするところです。
本当に心配しているとかは関係なく、「死にたい」というメッセージを発している人にはそういう風に聞こえる、ということです。
じゃあ死ねば?
これは最悪だということがすぐにわかると思いますが、要するになんで死にたくなるのか、そういう気分になるのかという理解が大事です。
Being
これが最も死にたくなる人には必要です。
Beingは英語で主に、存在という意味を持つ名詞です。
Human Beingという言葉を一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
死にたくなるというのは、存在が揺らいでいる、ということなのです。
だから、死にたくなる人がもし近くにいたら、こう言いましょう。
私はここにいるよ
もう一度言います。
私はここにいるよ
私はここにいます=なぜここにいるのか=あなたの存在を認めているから
こういう図式になります。
存在を認めること
これこそが唯一の希死念慮を和らげる方法だと私は思います。
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