見出し画像

いつか、またここに

床に伏すたなかです。

インフルでもコロナでもありませんが、
喉が真っ赤になり、熱が爆発しました。

去年もほぼ同じ時期にコロナにかかり…。

1年でも1月末から2月上旬はベッドで過ごすことが往々に。

週末のYouTube配信もできそうにないので
楽しみにしてくれている方、週明け関東の雪が気になっている方はごめんなさい。

他の予報士さんにお任せします。



さて、病気になる前に弾丸で沖縄に行ってきたので、その話を書いてみようかと思います。


沖縄に滞在したのは、たった24時間。


その目的は…

沖縄アリーナでB1バスケットボールの試合を観戦すること🏀

日本のバスケットボールプロリーグについて詳しいわけではありませんが…

沖縄アリーナは日本で最も優れたバスケットボール専用会場の1つだと思います。


まるでNBAの会場にいるような、
臨場感と両チームの選手・サポーターの熱気。


琉球ゴールデンキングスvs京都ハンナリーズ


結果はリーグ最下位の京都ハンナリーズが
首位ゴールデンキングスに最後までリードを許さず、ジャイアントキリング!


手に汗握る試合で、とっても楽しかったです。



そんな熱気冷めやまぬ中

我々は会場からタクシーを飛ばして

沖縄市内の夜の繁華街へ。



訪れたのは、スナック喫茶〝プリンス〟

一緒に旅行に来た人生の先輩が、
こちらの店を紹介してくれました。


近くには米空軍「嘉手納基地」があるコザゲート通りと呼ばれる場所に、この店があります。

入り口の階段を登ると…

「Aサイン(米軍公認の飲食店などに与えられた営業許可証)」のポスターが飾られていました。

Aサイン制度は沖縄返還とともに廃止となりましたが、今でもこうして飾っている店が数多くあるそう。


週末になると米兵さんがよく来られるということで、我々もコザの雰囲気を味わうべく入店!




でしたが!


米兵さん、1人もおらず!!

そして、入店して2時間経っても来ず!!!



それでも、ママやバーテンダーがとても気さくで、ずっとお話ししてくださり、楽しい夜になりました。



で、そんな中、気になったのが…

店の天井や壁に隙間なく貼られた1ドル札。


どういう理由で、
1ドル札を貼っているのかわかりますか?



これらは、
戦地に向かう米兵が帰還を願って1ドル札にサインをし、お店に残していったものです。

古くはベトナム戦争時代のものもあるらしい。


もう少しお酒に飲まれていれば、危なかった。


幾千もある物語に想いを馳せてしまうと

元の世界に戻ってこられない気がした。


私自身、今回の旅で沖縄に来るのが4回目だったが、

そのうち2回は、
大学時代にきた戦没者遺骨収集活動。


当時の記憶も蘇りそうになり、
あまりにしんみりモードに入りそうだったので、退店することにした。



この時間も、どこかで戦っている。



命をかけて。



安易な言葉で紡ぐことはできないけれど


少なくともあの1ドル札の数だけ、戦地に向かった人がいる。


もちろん、貼ることなく向かった人が多く。



どれだけの人が帰ってこれただろうか。



皆が無事で、

安心していられる世の中になるには、

一体、どれほどの命を燃やせばいいのだろうか。



そんなことをぼんやりと考えながら
大気の状態不安定な空を飛んで松山に帰ってきました。


いつか、またここに。


ぜひ沖縄に、コザに来られた際は、
立ち寄ってみてください!

この記事が参加している募集

振り返りnote

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?