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【私自身のこと】2022/04/19 ハンドメイドは「私らしくいられる」時間

読んでくれてありがとうございます。
はるです。

今日は私が大好きなハンドメイドについてお話したいと思います。
私の趣味や病気について何も知らないよ~という方は、ぜひまずは「自己紹介記事」から読んでみてくださいね。

それではお話していきます。

私の趣味「ハンドメイド」は小学生から

私は小さい頃から図工や絵が大好きでした。
決して上手ではなかったです笑

自分のアイデアで「こんなものが作れた!」「私が選んだ色で綺麗な色の模様ができた!」「どういう構造になっているんだろう?再現できるかな?」

私が小学生のときに母から教えてもらった「かぎ針編み」
夏休みの宿題で隣のおばちゃんに教えてもらた「クラフトバッグ」
小学4年生から始めた「習字・ペン字」

自分の手から生み出すということが、子どもの頃から大好きだったんです。

宿題の延長じゃないの?習い事の一貫じゃないの?
という声が聞こえてきそうですね。

少なくとも、私はとっても楽しんでいました。
別に宿題でもないのに折り紙を折ってみたり、貯金箱を作ってみたり…
親に言われたから書道を習い始めたわけではなく、字が上手くなりたかったから親にお願いして始めたら、ものすごくのめり込んでしまったり…

12歳までの私も、本当にもの作りにどハマリしていたんです。

現在29歳の私は治療のためにもの作りをする

29歳の私は、適応障害、うつ、ストレス性健忘、解離性障害です。
記憶は小学6年生、12歳頃までしか覚えていません。
2022年2月4日、私の記憶は12歳、身体は17年も進んで29歳になっていました。

中学・高校・大学・仕事、人間関係、友だち…なんにも覚えていません。
4月になった今も、思い出す兆しがありません。
こうなってしまった当初(2022年2月)は、信じられなくて、絶望して、未来も明日さえも真っ暗で。

何も手につきませんでした。テレビを見ても分からない番組ばかりだし、漫画を読んでも面白いという気持ちが沸いてこないし、小説を読んでも文章が理解できなくて、涙が出てきました。

そんな時、家族が教えてくれたんです。
「はるは、楽しそうにミシンをしたり、編み物をしたり、絵を描いたりしていたよ。試しにやってみたらどうかな?」

ミシンなんて小学校の家庭科で少し習ったくらい。絵も上手いわけじゃない。編み物はお母さんに教えてもらったけど、曖昧にしか覚えていない。
出来るわけないよ…

そう、絶対出来ない、楽しめない、と思っていました。

でもね、部屋には確かにたくさんの道具があるんです。
私が作ったであろう作品がたくさんあるんです。
私はここで生きて、もの作りを楽しんでいた、という事実がそこにはありました。

嬉しかった。
手に馴染むかぎ針。
覚えのないミシンの操作方法が自然に分かる。
たくさんの布と布小物や子供服。

12歳の私が大切にしていたものを、17年経った29歳の私も大切にしていた。

それからレース編みを始めました。
部屋にあったレース編みの本を読み込んで、基礎を勉強して。
思うままに編みました。

楽しくて楽しくて仕方なかった。
病気でつらいという気持ちも、編み物をしている時だけは無心でいられた。
編んでは解いて、編んでは解いて…いつの間にか納得のいく作品が一つ、出来上がる。

レース編みが完成したとき、私の心がとてもスッキリしていることに気づいたんです。

「ハンドメイド」に向き合う時間の意味

2月から今まで約2ヶ月半、ずっとレース編みをしてきました。
姪の服を作ったり、布小物を作ったり。

3月上旬に姪がコロナウイルスに感染して家族全員濃厚接触者になったときは、マスクで耳が痛いという家族にマスクストラップを作りました。
(幸いにも私含めほかの家族は陰性のまま隔離期間を終え、姪も順調に治りました。)

姪の誕生日にはスカートを贈りました。
姪の好きなピンク色、裏地もつけて動きやすく、フリフリのレースをたっぷりと。
サイドにはレースでリボンをつけて。
おませな女の子のためにハンカチを持ち歩けるようにポケットもつけて。

家族のために、家族のことを想って、私の気持ちをたくさん込めて、作る。

家族が喜んで、笑顔になってくれることが、私の心を元気にしてくれる。
病気っていう現実はずっと目の前にあるけれど、目を逸らさないでいられるのは、もの作りが私の心を応援してくれる。

誰かにとっては、何でもないことかもしれないけど、私には必要な時間。
きっと他の人は音楽を聴いたり、美味しいものを食べたり、スポーツしたり、ゲームしたり…いろんな趣味があって、それで心のエネルギーをチャージしてるのかな?と思います。

終わりに

今回は、私にとっての「ハンドメイド」をお話しました。

大好きな時間って、自分らしく居られる時間だなって思います。
「ハンドメイド」は私らしくいられる時間。
だから大切にしたいし、真剣に取り組みたいです。

病気を良くするためでもあるし、私らしい時間を過ごすためでもあるし、返ってこない時間を使うなら「ハンドメイド」がいいから。

また少し、「はる」という人間について知っていただけたでしょうか?
次の記事も読んでくれたら嬉しいです。
またお会いしましょうね!

最後まで読んでくれてありがとうございました!


あなたの記憶に、「私」が残っていたら、「私」がちゃんと生きていた証です。 どうか、覚えていてくれますように。