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猫パンチくらいの抵抗

こんばんは。もう9月も中旬だというのに、まだまだ暑さが残る。
明日はお休みなのに、なんだか寝つけなくて、久しぶりにnoteを開いた。
ここ最近は、ZINEのために、自分の感情の言語化に必死になっていたから、あまりnoteには書けていなかった。
そのZINEの一部をご紹介。


人生2度目の、ブリーチをした。

初めてブリーチをしたのは、大学2年の頃。ピンクベージュの髪色に憧れて、思い切って美容師さんにお願いした。
すぐに色が落ちてしまって、自分の金髪頭の不自然さと恥ずかしさで、すぐに暗く染めてしまった。

勿体なかったなあと悔やみ、就活を終えて再びブリーチとカラーをお願いした。
今回は、熟したさくらんぼのような赤。かなりお気に入りの色になった。るんるんだった。

染めたての頃、レジに並んでいると、前に並んでいた主婦の方が、振り返って私を見た。
ぎょっとした顔をして、少し後退りして私から距離を置いた。

「ああ、怖いんだ」
私の中身は何も変わっていないはずなのに、外見が変わっただけで、こうも見られ方が変わるんだと思った。
少し派手な髪色にしているだけで、変な人としてレッテルを貼られてしまう。
黒髪だった頃よりも、「見られている」のだ。

それから私は、前よりも良い行動を意識するようになった。
ペットボトルはキャップと、ラベルと、ボトルに分別するとか。
電車やバスで、ご高齢の方に席を譲るとか。
会計後は店員さんに、はっきりと「ありがとうございます」と伝えるとか。
そういう「当たり前のこと」かもしれないけど、「派手髪だからやらないでしょ」という決めつけられ方は嫌だった。

これは、派手髪反対派に対する、私なりの抵抗なのだ。


こんな感じで、特に今年の夏に感じたものたちを、言語化してカーブミラーの写真と一緒に綴じ込みました。
ZINEの販売が終わったら、ネット販売してみようかな。
では、皆さんも良い夢につけますように。

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