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「無駄」は、そう決めつけただけのこと

こんばんは。ここずーーーっと、暑くてたまんないですね。
いつもロフトで寝ていたのですがあまりにも寝苦しくて、下の狭いスペースに布団を敷いたら、めっちゃ早い時間に目覚めるようになりました。早起き効果アリ。
しばらくはロフト下就寝を続けてみようかな。


長い、長い、私の就活が、終わりました。
去年のインターンから換算したら、1年以上、ずっと走り続けてきました。
ガッツリ就活!っていうよりは、細々と続けてきた感じなので、あんまり達成感はありませんが…
この「終わった」というのも、最後の手札だった会社にお祈りされたから、形式上「終わった」ことになったわけで。
何事も短期間で、勢いで終わらせるタイプの私からしたら、就活って終わりが見えなくて、どこで区切りをつけたらいいかわからなくて、苦しかった。
おまけに、1つのことしか集中できない人間なので、制作と実習と並行して就活しなきゃいけなくて、自分でも訳わからなくなって泣きました。

でも、よく頑張ったと思います。
「どんな職に就きたいか」は決まってなくても、決まってないなりに調べて、インターンに行って、選考を受けて。
将来のこと、自分のこと、やりたいことを見つめ直して。自分と向き合うって正直めんどくさいし、辛いんだけどさ。ちゃんと信頼できる大人に相談して、行動できてたんじゃないかな。

悩みに悩んで、6月に見つけた良さげな会社の1次に通って、2次の課題を必死こいて提出して、お祈りされ、今に至ります。

大手のインターンも選考もいくつか受けたけど、結局入社するのは、お花を取り扱う会社。それも私らしいかもね。合ってる気がするもん、なんとなく。

働きながらアートスクールに通って、美術の企画を学んで、アート関係者との人脈を作る。そして「地元のアートを盛り上げる。色んな人にアートを楽しんでもらう。」それが私の人生の目標。
第1志望だった会社に入ることが、人生の目標だったわけじゃないよね?
私が人生の中で達成したい「地元のアートを盛り上げる」一助となりそうな会社だったからエントリーしたわけで、そこがゴールじゃなくて通過点なわけよ。

もちろん、落ちてしまったことは悔しい。割ける時間は全て費やして課題に取り組んだし、なんならやる気もあって、やってて楽しかった。「1次受かったから、2次ももしかして…」っていう淡い期待も抱いちゃって。
でも会社から頂いたフィードバックを読んだら、自分の足りないところがすごく腑に落ちた。こんなに丁寧にフィードバックをしてくれる会社に入れたら、楽しく仕事できるだろうな、って更に悔しくなった。でも全力で挑んだから、時間がいくらあったって到達できるところじゃなかったんだな、って。

これだけは言える。落ちたことは、無駄じゃなかった。
7月も多忙の中課題をしていて、企画の考え方、インタビューの仕方、惹きつける文章の書き方、まとめ方もすごくやってて勉強になった。あの力は絶対、活かせられる。
それはどんな会社からお祈りメールが来たとしても、落ちたことは無駄だと思えない。大人との話し方がわかった。どうしたら穏やかな空気でわかりやすく話すことができるか、すごく鍛えられたから。


「長期間就活して、その会社に入るの?」
「大手には入らないの?」
そんな悪魔の囁きが聞こえる。自分だって何度も考えた選択肢だ。何度も立ち止まった。
大手に入社した友人・知人の話を聞いて、「自分は就活頑張っていなかったのかな」って他人と比べて、ひどく落ち込んだ。自分の頑張りをなかったことにしようとした。これは自分への虐待だ。
就活の目標や目的なんて人それぞれで、仕事とプライベートの比重も違うのに、なんで同じ土俵で考えていたんだろう。

多分、意地張ってたんだ。「美大ってどこに就職するの?」って聞かれたことが、何度もあったから。
その裏に隠されているであろう「就職先なんて大したところじゃないよね」が脳裏を掠める。美術系だから、美大だからって大手に就職できないわけじゃないぞって、見返したかった。

でも誰かを見返すために就活しているわけじゃない。「絶対」なんて確証はない。人それぞれの幸せがある。就活は、自分のためのものなんだ。

私は大学に入るまで、「成功」させることばかり考えてた。
いや、もちろん成功に越したことはないけど、「失敗=一生の終わり、無駄」とか思ってしまっていたところが心のどこかにあって。
私の人生失敗続きだよ、でもそこから人に優しくなれると思うと、失敗も良いもんじゃないかな。そう思える自分になれただけ、収穫じゃないですかね。

めいいっぱい頑張ったね。
もっと良い文章を作りたい、もっと色んなことを考えて実現できるようになりたい、素敵な人間になりたい。
そんな人間になる準備のために、まずは自分にご褒美たくさんあげようね。

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