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美容師さんとのあま〜い時間♡


い…息ができない…。

残念ながら恋をしてて苦しいわけじゃありません。


完全に外出自粛が理由です。ずっと家にこもりっきりだから。クライアントさんのところに行くことがほとんどなくなったから。ですね。

でもこれだけじゃ、息苦しさは説明できない。


なんてったってわたしは生粋のひきこもり。


丸一日オフィスで文章を書いていても、12時間ぶっとおしで銀魂を見るのも、まったく苦にならない。

で、あらためて息苦しさの理由を考えてみたところ。


距離が近い人と長い時間一緒にいるからじゃないかなあと。


距離といってもソーシャルディスタンス的なあれじゃないです。蜜じゃないです。

心の距離とかそういうものでもなく。強いていうなら関係性、っていうのかな。関係性によって距離が違うイメージ。

①家族、恋人:関わらなくちゃいけない/わたしの過去・現在を知られている
②学校の友達、職場の同僚:関わらなくちゃいけない/わたしの現在を知られている
③美容師さん:関わらなくてもいい/わたしの過去・現在をちょっとだけを知られている
④同じ学校や会社だけど話したことがない人:関わらなくてもいい/わたしのことをなにも知られていない

①がいちばん距離が近くて(=関係性が濃くて)、④は距離が遠い(=関係性が薄い)。


で、「関わらなくちゃいけない/関わらなくてもいい」軸と「自分のことをどれだけ知られているか」レベルを掛け合わせてみると。

①と②はめちゃくちゃ好きな人で、かつお互いにいい状態であれば、ずっと一緒にいてもまったく問題なし。むしろ幸せな気分になれる。

でも、あまり好きでもない人でどちらかの機嫌が悪かったとしたら…? もう手に負えない。おたがいに顔色うかがって、監視しあって。居心地が悪いったらありゃしない。


息苦しさの正体は、たぶんこれ。外出自粛で①と②に当てはまる人とすごす時間が増えたことが原因なんだと思う。

(だからといって人と深くつきあうのが嫌いとかそういうわけじゃないんですけどね。やっぱり好きな人とは長く一緒にすごしたいですもん)


そんなわけで。


今、いちばん一緒にいたい人は、美容師さんです。


いや、ほら、さすがにまわりの人みんながわたしのこと知らない(④の状態)っていうのもさみしいし。

その点、美容師さんの立ち位置は絶妙。①や②のコミュニティのなかにいないから、仕事でのグチや恋愛相談をしても広まる心配はいっさいなし。毎月1回、定期的に会って話してるから、なんとなく好きなこととかいやなこととかは知ってくれている。

でも家族や友達、職場の同僚ほどにはわたしのことを知らない。実際、10年以上同じ美容師さんに髪を切ってもらっているけど、美容師さんの奥さんの名前も住所も知らない。


このほどよい感じが、すっごく居心地いいんです。


だからといって髪を洗ってもらってる間も、髪を乾かしてもらっている間も、髪を切ってもらっている間も、ずっとしゃべりつづけてるのはやりすぎですかね。

この場を借りて美容師さんにあやまらせてください。


初めてのデートのようにしゃべりまくってしまって、ごめんなさい。


次行くときは、1年付き合ったカップルくらいにはおちついてしゃべりたいと思ってます。※注:あくまでも努力目標です


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