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最近の気づき・嫌でも関わらなければならないことがある

わかり合えない、話が通じない、そういう相手とは距離を取るのが最適解と思っているのだけれど、それができない場合がある。
仕事でどうしても付き合わなければならない人達。多くの場合は「利用者のメリット」の部分で話がつけられるし、仕事上の付き合いだからお互いに牽制しながら陰で愚痴を言い合いながらも、穏便に流しながら関わる。利害関係というものもあるし、ほとんど誰もが自我を押さえながらやり過ごす。
それが通常じゃないかと思っているのだけれど。

とある事業所の相談員に嫌がらせをされた。相手は嫌がらせしてるつもりはなく、自事業所の主張を退ける、自分の言うことを聞かないケアマネジャーを糾弾してるだけだろうけど。

対話が成立しない相手がいるんだな~ってことに一つ驚く。詳細は書かないけれど、事業所の主張に対していろいろな方向から検討して利用者の方が譲歩して、半年前に方針を決めたはずなのに、今回また蒸し返してきた。それは無理ですって利用者は言うし、ケアマネも前回話をしたはずって伝えるが、聞き入れない。当然ご家族はご立腹だし利用者への負担を過剰に求めてるって感じたので、強い言葉になったけれど意見した。

そんな経緯だけれど、ひとまず会議を収束してヤレヤレ。そんな状況なので「もうこのデイは利用しない」って言葉がご家族から発せられても良いんだけれど、本人がデイサービス気に入っているからこれからも利用させて下さいって言ってくれた。ご家族の懐の深さに感動した。

そんな会議の翌日、その事業者、ケアマネの所属する事業所の管理者宛に「ケアマネの態度が悪い、どんな指導をしてるんだ?」ってクレーム入れてきたらしい。昨日の顛末を説明して管理者もわかってくれた。そんな最中に包括から電話をもらう。事業所だけでは飽き足らず地域の包括支援センターにも同様のたれ込みをしたらしい。
包括の担当もこっちに同情的な見解を示してくれたけれど、この年度末の忙しい時期に、って顰蹙。事情を説明することや、日頃の付き合いもあって自分にお咎めはなかったけれど、そういう事業所とは付き合い方考えた方が良いよね、スキを見せないことだね、みたいな助言をもらう。

管理者にも包括の主任にも申し訳なくてしかたがない。こんなことに巻き込んでしまって(自分の落ち込みポイントはここ)
にしても、利用者への要求が馬鹿げてると思ったけれど、何が気に入らないのか事業所や行政を巻き込んで言いがかりをつけてくる、こういう人、本当に面倒臭い。

こんな状況になった、ってことは包括含め事業所の中で共有するし、自分の仲良しの同業者には愚痴を言う。皆が口を揃えて言うだろう。ここは利用者には新規の紹介はしない、関わらないようにする。
通常はこういうことまで想定してクレームは控えるのだと思うけれど。それでも言いたくなった要因が自分の側にあるのだろうか?こんなことに巻き込まれた自分もケアマネとして周囲からマイナス評価をされることを覚悟せざるを得ない。

腹の中では、自分は悪くないって思ってるけれど、外面では、冷静さを欠いて上手く会議を進められなかったのが自分の手落ちって反省の弁を述べる。もうちょっとの配慮でこんな風にならなかった可能性はあるから。いろんな被害を交通事故に例えたりするけれど、自分の注意力が違った方に向いていれば避けられたかもしれない、そんなところが交通事故と共通するような気がする。

状況説明をして、包括の担当や、自分の同僚・上司、仲良しの同業者、みんなが味方になってくれたのが何よりもありがたかった。その事業所の評判を教えてくれた人もいてやっぱり日頃の言動って大事だと思った。

プライベートな部分では嫌な奴とは距離を置けば良いけれど、そうできない相手がいたり環境があったりする。そういう状況の中で自分が苦境に立たされないように、上手に立ち回っていく、自分に与えられた今後の課題なのだと思うことにする。数週間前の出来事だけれど、自分なりに教訓がいくつも得られたのは怪我の功名とする。