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FIRE専業主夫のご飯ですよ「働く妻をもてなす晩ごはん集 PART2」

サラリーマンを61歳で退職引退し、専業主夫として一切の家事を引き受けると宣言して、5カ月目。
このところ毎晩の献立を考え、料理を作るという行為に、マンネリ感が忍び寄ってくるのを感じる。

元々、飽き性だし怠惰な人間だから、この状況は自ら頷ける。
この先、何年も続けられるだろうか...正直自信がない。

これまで長きにわたって、学校や仕事を終えて家に帰ると、当たり前にように食事が出てきたことが、いかに大変なことかが身に染みる。

食事を作り続けてくれた妻や母には感謝だし、未だに多くの女性が担う炊事には、男性陣のもう一段の意識変革が必要なのだろう。

なんてことを思いながら、この一カ月の晩ごはんの力作・駄作を振り返ってみよう。駄作でも、一品一品に思いはあるのだ。


ひよこ豆カレーとカボチャのサラダ

キッチンの食品庫を整理していると、奥から古い乾燥ひよこ豆を発見。
食材は、なるべく今日作る分のみを買うことにしているのだが、いつの間にやら、色んな食材であふれかえっている。
カレールーもある。「よし、ひよこ豆カレーを作ろう」と言うことで、朝から水に浸していたのだが、どうやら時間が短かったようだ。歯ごたえのある豆カレーになってしまった。
ロールパンで小麦の甘さを感じながら、辛いカレーをいただいた。

麻婆豆腐とほうれん草お浸し

麻婆豆腐は単身時代から頻繁に作ってきた僕の得意料理の一つ。
もちろんレトルトのCook Doなど使わず全て手作り。
特長は大量の長ネギを使うこと。なるべく野菜を採りたいのだ。
忘れてはいけないのが花椒。たっぷりの花椒を振りかけて、痺れる辛さを感じたら、気分は一気に中国四川省。
いつかは行ってみたいのだ。

ばくだん丼

前夜から少々胃がもたれていた。
概ね飲み過ぎが原因だと思うが、近頃は胃もたれの上に、逆流性胃炎ぽい症状をよくおこす。加齢とともに消化能力も落ちてきてるのだろうか。
食べることは人生における楽しみの一つ。「今日は摂生しよう」と言うことで、ネバネバたっぷりの爆弾丼。

しかし、なぜ「ばくだん」なのか? 卵の黄身が爆弾のようだとか、海苔で巻いた形が爆弾のようだとか、諸説あるようだが...

ベーグルサンドと鶏もも肉のステーキ

今日は隣町の規模の大きなスーパーへ越境買い物。
この店にはいつもベーグルがある。
その昔(と言っても30年も前だが)米国シカゴで勤務していた時、出勤すると、オフィス入口のカウンターには、たいてい誰かが買ってきたドーナツやベーグルが置いてあった。「みなさん、良ければどうぞ」と言うわけだ。

朝一番、ベーグルにたっぷりのクリームチーズを載せ、コーヒーとともにいただいた記憶がよみがえる。アメリカ人たちと、和気あいあい朝食代わりのベーグルをいただき、コミュニケーションを深めた日々が懐かしい。

カレイの煮つけとアサリの味噌汁

立派な卵をもつカレイが、なんと半額で2パック並んでいた。
「よし今夜はカレイだ」2パック二人分をゲットしようとすると、横からスーッと手が伸びてきて、1パックをさらわれた。
残念、1パックでは量が足りない。諦めて他の食材を物色し、再び鮮魚コーナーへ。元通りに半額2パックが並んでいるではないか。先ほどの御仁は気が変わったようだ。
物事は簡単に諦めてはいけない。仕事にも炊事にも共通する教訓である。

赤から鍋

以前から食品庫にレトルトの「赤から鍋の出汁」が鎮座しているのが気になっていた。確認すると賞味期限はとっくの昔に...
鍋で煮込めば何の問題もないであろうとばかりに、たっぷりのお野菜、豆腐と豚肉でいただいた。
寒い冬には、ピリ辛の鍋料理をビールで流し込むのが一番。
もちろん、その後には日本酒も続く。

カキフライ

牡蛎は僕の大好物。生牡蠣も良いが、牡蛎フライも違う良さがある。
僕の作るカキフライは、大根おろしと醤油でいただくのがポイントだ。
たっぷりの大根おろしが、揚げ物の油っこさを消してくれる。
しかし、キッチンでの揚げ物は、油跳ねや臭いで大変。頻繁にはできないので、当分食べなくてもいいように、大量のカキフライを揚げたのだった。

キャベツ、赤ピーマン、ハム、他の焼き飯

明日からは、八甲田山へのスキー旅行。
冷蔵庫の生野菜は使い切らねば... 
翌朝は早いし、シンプルに残った野菜たち全部入りの焼飯とした。
ライスとのアンバランスが気になったが、大量野菜の焼飯は意外にイケた。
冷蔵庫の食材も片付いたし、スッキリ。

翌日からしばらくは、スキー旅館食になる。
炊事から解放される主婦の気持ちがわかる主夫であった。

てなわけで、今回も駄作の数々をご覧いただき恐縮です。
では、Have a happy day!


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