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61歳FIRE生活【八丈島へGO】 24.7.12 Fri

「フレッドさんは、海の日の三連休はどうするの?」

「きたきた、この微妙な探り」
遊び仲間と呑んでる時のこと。
この手の質問には洞察力が必要だ。

単なる世話話か、
具体的に何処へ行くかの探りか、
はたまた空いてたら遊びましょの誘いか?

「いやぁ、先約があってチョイ出かけるんすよ」

「あっ、いいとこ行くんだ? 沖縄?海外?」

「いやいや、都内っすよ。」

「さすが遊び人、銀座で豪遊?」

「八丈島ですよ。ダイビング。そもそも遊び人は無いっしょ。不良おやじみたいに言わないで!」

八丈島、住所は東京都八丈町。
つい先日の都知事選で圧勝した小池百合子都知事が治める、れっきとした東京都。

だけど、東京近郊に住む友人たちに聞いても、意外なほど八丈島に行ったことがある人は少ない。

そもそも、「フェリーで行くの?」「飛行機は調布から?」なんて言われる始末。

もちろんフェリーでも行けるけど、10時間半もかかってしまう。
ちゃんと羽田からANAのジェット機が一日3便就航。僅か1時間でパラダイスに到着する。

しかも八丈島は、空港からレジャーポイントまでが近い。大抵は30分圏内だろう。朝一番、7時半の便に乗れば、午前中から八丈でのアクティビティが可能なのだ。

誰もが名前を知る島なのに、行く人が少ない島。
それにしても、何故こんなにもこの島の魅力が知られていないんだろう。

海、山、温泉がある。
火山の島ならではの変化に富んだ地形を巡るダイビング。

独特の青い海。この海の美しさは沖縄に全く引けを取らない。

白黒に波打つ砂地に、固有種ユウゼンを追いかけ、濃い魚影に見惚れ、イルカと戯れる。

ユウゼン 去年のダイビングから

名峰、八丈富士は、7合目の登山口から、ひたすら階段を上がること1時間で頂上へ。
苦労して登った先のお鉢巡りは、ここは天国かと思わせるほどの天空の絶景がどこまでも続く。とても日本とは思えない。

1時間程度かかるが、お鉢もぜひ一周回ってほしい。

八丈富士 去年のお鉢巡りから

そして温泉。これがたまらない。
さすが火山でできた島。何と島に7つも町営温泉がある。

その中でも、露天風呂から太平洋の絶景と、遠く青ヶ島を眺めながら入る「みはらしの湯」が僕のお気に入りだ。

そんな素敵な八丈島に向けて、今朝羽田から飛び立った。
天候が悪く、引き返す可能性のある条件付き飛行。

国内屈指の着陸が難しいと言われる八丈島空港。いつも視界が悪い上に、滑走路が短いらしい。

今朝の飛行機も大変だった。深く立ち込めた雨雲の中、羽田に引き返すかもしれないと言う機内アナウンス。

1回目の着陸アプローチはタッチアンドゴーアラウンドとなった。

2回目、わずかな雲の切れ目を掴んで、機体を大きく左右に揺らしながらもかろうじて滑走路に向かう。

客席からも微かに島が見える。

着陸と同時に前にツンのめるほどの強いブレーキ。そして機体は無事に止まった。

拍手が湧き上がる。
Welcome to Hachijo-jima !

そして僕らはダイビングスポットへと向かった。

つづく。






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