他人と比べてしまう話
わたしは、すぐに他人と自分を比べて、幸せの相対位置を測ろうとしてしまう。
「あいつよりは幸せだ。」とか「あの子はこんなにも充実してるのに、それに比べてわたしは全然だな。」とか、常に誰かと自分を比べてる。
これは考え方の癖みたいなもので、治そうとしたこともあるけど、一生治る気がしない。
幸せを他人と比べる事で実感を強めているから、感情を保持しにくいんだと思う。
自分の中の〝幸せ〟がどんどん薄れていってしまうような、そんな感覚。
心が元気な時は「自分がいいなら他人がどうとか関係ない!」のマインドでいられるんだけど、エネルギーがなくなるとそれができなくなる。
自分の感情は自分だけのものなのに、他人と勝手に比べて台無しにしてしまう。
こういう事を全く意識したことがない人もいるんじゃないかな?
〝幸せを他人と比べてしまう〟なんて、自分でもバカみたいってわかってる。それでも比べてしまうのは、長年ずっとそうしてきたからなんだろうな。
比べてしまうのはしょうがない。
でも、その時にどう気持ちの整理をつけるか、これがいちばん大切なんだって、最近気づいた。
わたしも、仕事に励んだり、美味しいものを食べたり、趣味に没頭したり、人並みに楽しい生活を送ってる。
寝る前にSNSをチェックするのが日課なんだけど、やっぱりその時に比べてしまう事が多い。
前は、虚しい気持ちが膨らんで眠れなくなることも多かったけど、最近は自分の一日を振り返り、いい事を思い返すようにしてみた。
「朝ごはんに大好きなホットケーキを焼いて食べた。」とか「スーパーの特売でいいお肉が安く買えた。」とか、些細なことも思い返した。
そしたら、「わたし結構いいね!」ってだんだん思えるようになった。
自分を肯定するようになって、感情が薄まらず逆に濃くなった。それから、少しずつ気持ちが楽になっていったんだ。
比べてしまう癖は治らないけど、自分を肯定してあげることを忘れないようにしたい。
わたしがSNSで見ているのは、その人のほんの一部だと思う。
切り取られた部分だけを見て、それだけで幸せそうでいいな、とか、この人より幸せだ、なんてすごく失礼な話だよね。
幸せって、そもそも他人に干渉されることのない感情なのかもしれない。
自分の感じた〝幸せ〟が薄れてしまわないよう、これからはもっと大切に向き合っていきたいな。
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