娘にけがをさせた同級生を不憫に思った #7
前回の投稿で、娘の目のケガをご心配くださった皆さま、ありがとうございました。まだ赤みはあるものの、無事に回復しつつあります!
そのあとの話。
娘にけがをさせた同級生のお母さんから、お電話があった。私は積極的にママ友を作りたい方ではないので、ほとんどママ友はいないし、このお母さんともこれまで面識はなし。学校からは事前に、先方が謝罪したい場合は、連絡先を伝えてもいいかと確認されていたので、学校から私の連絡先を聞いたみたい。
「この度は、けがをさせてしまってすみません。」
ここまではともかく、その後の言葉に私は驚く。
「うちの子ちょっと頭おかしいんですよー」
言葉を失う。親子とはいえ別人格だし、今回の事故のことでもちろん相手の親御さんを責めるつもりはなかったけれど、あまりにも他人事のような言い方だった。
「知的な遅れは今まで指摘されたことがないし、ただ素行が悪いだけなんですけどね!」
「そういった行いは、今後自分の首を絞めることになるし、周りの信用を失うよ!と滾々(こんこん)と説教して聞かせましたから。」
私は何を聞かされているんだろうか…
うちの娘のケガの具合を尋ねるでもなく、治療費を払うのでもなく、お詫びに伺いたいというでもなく、自分の息子の信用問題をただただ心配しているご様子。
夫も午後の会議の予定をキャンセルしてすっ飛んで帰ってきて、私も午後の仕事はキャンセル。自分の命よりも大切な娘のケガを心配していた私たち家族の気持ちを、痛くて怖い想いをした娘の気持ちを、このお母さんは理解しているのだろうか。していない。
私は早く電話を切りたくて仕方がない。
怒るどころか、何も言う気にならなかった。私は理解のある母親を演じ、円満に電話を切った。向こうのお母さんは、さぞ安心したことだろう。
私は電話を切った後に、事故の相手の男の子を不憫に思った。失礼は承知で、これからもずっとあのお母さんに育てられるなんて可哀想と。
私は、立派な母親ではない。それどころか、母親業をさぼってばかりで、自分が楽しむことばかりを考えている自由過ぎる母親だと思う。
それでも、我が子が人様に迷惑をかけてしまったら、我が子と共に誠心誠意お詫びしたい。「うちの子ちょっと頭おかしいんですよ」なんて突き放さない。共に罪の責任を感じ、共に全力で反省したい。
本当は、話はこれだけでは終わらない。
次の日も電話が来て、私は辟易する。noteで綴るのはこれでおしまいにするけども。
今回の出来事は、後に振り返るために書き残したかった。
仕事の話を楽しみにしてくださっているとご連絡をくださった皆さまごめんなさい!お金の話も聞きたいと言ってくださる方も…笑
読んでもらえてとても嬉しいです。ありがとうございます。
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