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365回の「今日」の記録 〜 #今日の1コマ 2019完成〜

2019_今日コマ

今年の元旦から始めた「今日の1コマ(今日コマ)」。
大晦日の今日、無事に全部のマスが埋まったのでこれまで書いていなかったきっかけなどの話を。

1)始めたきっかけ

今年はひさびさ再開したので、初めてやった年のことを書く(noteでやる前に、他の所で1年半ほど全く同じ形式で投稿していたことがある)
きっかけは「1年が短く感じるカレンダー」の存在を知ったこと。

ご存知の方もいるかもしれないが、このカレンダーは2014年にTwitterで話題になったものだ。カレンダーについての当時の感想は、タイトルの通り1年の短さを取り上げた内容が多かったと記憶する。
私もTwitterで知った。その時の感想は
・A4で1年を見渡せるって便利だ。
・これ全部埋まったら圧巻だろうな。
・でもマルや色塗りで埋めるのは面白くないから何か他のものを書いていってみようか。

毎日描くなら日記のようにすればいい。何もないなら何もない絵を描けばいいか。同じ絵が毎日続くのも面白いな。
そんな軽い気持ちで、自分のキャラクター(1番小さいもの)を毎日描いていくことにした。
絵も文章も下手で超遅筆な自分にもできると思ったのは、1コマが1円玉より小さいサイズだったことと、当時毎日暇だったからだ。

なので、たまに継続や創作などの面で目的があったのか?と聞かれることはあるがそちらの理由は何もない。フォーマットありきなので、もしカレンダーがなかったら始めていなかったことだ。

2)いいこと日記にしなかった理由

たぶんこのようなものを書く時は、よかったことや感謝したいことを書きましょう!気分が良くなるものを書きましょう!と言われることが多いかもしれない。が、いいこと日記にはせずに「今日のハイライト」を書くことにした。
「いいことがなかった今日の自分はダメだった」という烙印を押したくなかったからだ。これは再開した今も変えていない。
始めた当時の自分は「人生オワッタ」状態からようやく上向きになった頃。自己肯定感云々なんて言える状態ですらない。やっと生活ができている状態で“いいことなかったんですか〜?ないわけないでしょ探しましょうよ〜”なんてノリは無理。その言葉が自己肯定感を砕くきっかけになるからだ。

結果的に、無理にいいこと日記にしなくてよかったと思う。
朝起きて夜1コマ埋めてベッドで眠れば100%OK。
だから今日コマは「どんな出来事があっても、今日1日をすごせた100点満点の自分」の記録だ。
そんな緩いノリが長く続く基盤になっているし、何よりも復調の時期に必要以上に自分をダメ人間に仕立て上げずにすんだ。
イラストにしていたことも、見返した際に必要以上に感情を揺さぶられずに客観的な視点でいられるので気が楽だった。自分のキャラだからカワイイが前提で見られるし、ね。

3)やって変わったこと

初めてやった2014年は就活を始めた時期。書き始めてから1ヶ月弱で仕事が決まった。長いブランク明けで最初は大変だったけれど、それまでの人生オワッタ感が思い出せないくらい仕事の波にノレた。100点満点の自分の記録は、思っていた以上に支えになってくれていたようだ。
再トライした今年は大きな変化があったか?と言うと、なかったというのが正直な答えだ。ただ、これまで10年以上放置していた家の片付けをしたり、自分の部屋の気がかりな部分にテコ入れしたりと、今の自分に合わないものが削ぎ落とされていっているように感じる。
途中2年ほどやらなかった時期と比べても人生がのんびりペースなりに気楽でよくなっていると思う。この緩さと今日をしっかり生きたと自信をもって言える形が、自分にはしっくりきているのかもしれない。

4)走れないなら歩けばいい

やっていることは本当に小さくて地味だ。1度にする変化もとても小さい。
もっとがっつり変われることをすればいいのに、〇〇という手法を使えば、△△さんの言う通りにすれば…と思われるかもしれないが、エネルギーを集中的に注ぐ系の方法は自分の気力や性格の面で挫折することが多かった。

ミヒャエル・エンデ『モモ』の中で、掃除屋さんが「途方もない広さの場所を次の1はきだけに集中して掃除していけば、振り替えるとずいぶん片付いている」と言っていた記憶がある。たぶん自分に合っているのは、この掃除屋さんのような進め方なのだろう。
どんなに素晴らしい方法でも自分に合わないものは続かないし、毒にしかならないこともある。
今の自分が走れないならば、歩いて進むと決める必要もあるのだ。

5)noteで続けてよかったこと

雑多な投稿をする自分にはマガジン形式が便利という理由で始めたnote。今日コマをやっていく上でもとてもよい場だった。
理由は2つ。1つは毎日更新のタグをつけて投稿している人がたくさんいること。自分よりも先に始めた人たちの存在が励みになっている。
もう1つは毎日投稿した際に表示されるメッセージ。誰かのスキに依存せず続けられるし孤独にもならない。継続するのにちょうどいい距離感なのがいい。組まれているプログラムに投稿者へのやさしさを感じる。

6)来年もやるよ

ということで今年は終わり。来年のカレンダーも昨日準備した。

過去を想い未来を夢みても、生きられるのは今日だけなのだから
続けることに大きな期待をせず、何かが起きなくてもがっかりせず。
明日からまた1コマずつ埋めながら生きていくことにしましょうか。


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2019年もそろそろおしまい。今年もありがとうございました。
よいお年をお迎えくださいませ。

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