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*思考のクセに気づく*

「そんな悲観的に考えないで」

今付き合っている人に言われて、ハッとなった言葉だった。

相手の言葉が自分を責めているように聞こえてしまって、なんでそんな言い方をするの?と、自分のモヤモヤした気持ちがコントロールできなくなっていた。

その時は、
「いや、別に悲観的になって言ってるわけじゃないし!」
って反抗したけれど、冷静になってみると、確かに今までも悲観的にものごとを捉えるクセがあるかもな、私って気づかされた。

振り返ってみると、

いつもケンカっぽい雰囲気になることの発端は、相手の言動を自分の中で、悪い方に考えてしまって、それで私の機嫌が悪くなって…相手にも重い空気が伝わって、話が弾まなくなり、気まずくなる…っていう流れが多い。

こう言葉にして書いてみると、学生さんのカップルですか?っていうような幼さが浮き彫りになったようで恥ずかしい。

でも、こうやって自分の思考のクセに気づけたことは変えることの出来るチャンスかもしれない。

悲観的に考えている

言われた時は、ムッとなったけど、自分の思考のクセに気づくいいきっかけを与えてもらった。

ありがとうと、感謝をしたい。



今まで起きたケンカだって、本当は

相手の言動によって、自分の気分が悪くなった。

ではなく、

自分の考え方によって、相手の言動が悪く映っているだけ。

なのかも。

1度、言われたことに対して悲観的に考えると、相手のちょっとした言葉の言い回しや、表情を自分の悲観的フィルターを通して見てものごとに対しての答え合わせをしていってしまう。

相手からの連絡が最近遅い。


起きているものごとは、ただそれだけのこと。

自分の中でどう意味づけをするかによって、良くも悪くも捉えられる。

「彼も忙しいんだろう。頑張っているんだろうから、私も会えるまで頑張ろう!」

と、自分にとってプラスになるように捉えることもできる。しかし、

「連絡が遅い。きっと私に飽きたんだ!」

って意味付けをすると、相手の言動の一つ一つが、私に飽きたから、そうしているんだというふうに見えてしまう。

久しぶりに来た連絡も、絵文字がなくそっけない。
一緒にいても、会話が少ない。
自分の目を見て話してくれない。


彼は私に飽きているんだろう、と思って彼の言動を見てしまうと、ささいな相手の気になる言動を拾っていって、「彼は私に飽きている説」を無理やりに自分の中で完成させてしまう

そうして、「私のこと好きじゃないんでしょう!」って、ある日突然怒りや悲しみを自爆しかねない。

彼からしたら、忙しかっただけかもしれないのに、急に飛躍してそんな話をされたら、本当は
彼女を愛しているから、彼女がそう思っていたなんて見当もつかないしただ呆然としてしまうだろう。

起きたものごとに対して、どういう見方をしていくか。

今まで悲観的に捉えて、その悲観的な仮説への答え合わせの言動の情報収集をしてしまっていたなら、その力をプラスの方に転換することだってできるはず。

相手が忙しい中、5分でも電話をくれた。
交わす言葉は少なくても、一緒にいるだけで落ち着く相手に出会えて幸せ。
いつも買い物に行くと、荷物を持ってくれる、私って愛されているなぁ。ありがとう。


そんなふうに、プラスのものごとに敏感に気づけるセンサーを持つことができたら。

相手にも感謝の気持ちが生まれてくるし、気持ちが満たされていることが多くなる。

ちょっと悲観的に考えてしまいたくなるようなことがあっても、今までの幸せ充電が貯まっているから自信を持って、相手のことを信じられる

まずは、悲観的に捉えてしまったら、その自分に気づいていこう。
そうして、逆にプラスの角度でものごとを捉えられないかな?って考えてみる。

一度悲観的に捉えてしまうと、心がモヤモヤに支配されて気持ちは切り替えにくくなるけど、最初のうちは、無理やりにでも、プラスに捉えられる考え方はないのかな?って考えることから始めよう。


人間関係は、自分の思考のクセに気づくチャンスだ。

気づかせてくれた相手に、ありがとう。
そして、「見つめ直すことのできた私、偉いよ〜」って褒めてあげたい。

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