見出し画像

採用基準 〜リーダーシップとは〜

すごく久しぶりに筆をとる。
最近だと仕事でアウトプットが多くなっているのでnoteでわざわざアウトプットをする必要がなくなっているのかもしれない。
あるいは忙しさにかまけて本を読んでいないからかもしれない。
仕事でのアウトプットは残らない(厳密にはメンバーには残る)ので記すためにもゆるーく再開しようと思う。

そんな中で久しぶりに読んだのがこの本。メンバーに勧められて買ったが、過去に読んだことがあった(覚えていなくて恥ずかしい)
前読んだのが社会人1年目。そのときは何も思っていなかったが今では沁みる。少しは成長できたのかな。

思考力には種類がある

思考力とは一般的にビジネスフレーム(MECEや3C)を用いてロジカルに分析をする「思考に関する知識(思考スキル)」を問うようなものに思われがちだが、著者の言う思考力は異なる。

思考力=思考スキル+思考意欲+思考体力

・思考意欲:四六時中、些細なことであっても好奇心を持って考えることができること。
・思考体力:長時間粘り強く思考を続けることができること。

スキルは勉強で身につければ良い。スキル自体はコモディティ化する。故に「思考意欲」「思考体力」をトレーニングすることが大切である。

リーダーシップとは

リーダーシップを発揮することは自動車のハンドルを握ることと同じである。リーダーシップを身につければ自身が人生のコントロールを握ることができる。

私はよくメンバーに「人生に主体的になろう」と話します。そこに対してのHowを示すことができていなかったが、このHowに当たるのがリーダーシップなのかな、と思う。

リーダーシップとは
・解決策を実行する人
・どうすれば良いかわかっているが誰もやろうとしないことをやる人
・チームの使命を達成する(成果)ために必要なことをやる人

です。

調整する役はリーダーではない。リーダーは本来の目的である成果のために突き進む人であり折衷し話を保つことは求めていない。

そしてチームに1人いれば良いものではなく組織全員がリーダーシップを持たないと物事は進まず、良い議論がなされない。
組織のためにも個人のためにもリーダーシップは必要なものなのである。

リーダーがやるべき4つのタスク

1.目標を掲げる:進むべき成果目標を定める。
2.先頭を走る:後ろで見守るのではなく先陣を切る。
3.決める:不確定な中でも決める。
4.伝える:言語化して伝える。

リーダーシップの学び方

1.バリューを出す:自分の仕事に価値を出す。フォロワーにならない。
2.ポジションを取る:自分の意見を言う。物事の結論を出す。
3.ホワイトボードの前に立つ:議論の全体像をつかみ、要点を抜き出す。その上で議論を前に進める。

まとめ(感想)

リーダーシップとはチームマネジメントにおける必要なものだと思っていたが、物事を主体的に取り組み当事者意識を持って行うことであることを知った。
このスタンスが自分自身を豊かにし、選択肢を広げ、計画的偶発性の中でより好機を掴むのではないか。
誰がやるのではなく自分自身がやる。スーパーマンがやってきて現状をよくするのを待つのではなく、自分自身でやってみる。
現状を嘆き、不平不満を言い批判をするのではなく、じゃあどうやるのかを考えて前に進める。
リーダーに必要なもの、ではなく、人生において必要なものである、と認識して学ぶことが必要なのではないだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?