神棚に祀りたい、この漢方!
これはもう、書かずにはいられない。いま、自分の中で漢方がめちゃくちゃアツい。
ちょうど1ヶ月ほど前から飲み始めた"補中益気湯"という漢方薬が、とんでもなくよく効いて心底びっくりしている。「これは、もしやいけないお薬の類では…?」と思ってしまうくらいに、魔法のように身体のだるさが消えるのだ。
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この6月は「羽生結弦君がアイスショーで滑っている、レゾンというプログラムをどうしても生で見たい!」と、最寄りの神戸ではチケットが取れなかったので静岡まで遠征したり。(羽生君に限らず、色々と最高だった!)これを機会にと。就職で関東住まいになった友達とオーシャンビューの露天風呂で、色の変わりゆく水平線を眺めながら約20年ぶりの再会を果たすという夢のような時間を過ごしたり。精神的にはめちゃくちゃ充実していたのだけれど、体力的には真逆で。わりと低調だった。
"常に体力ゲージが黄色〜赤色"みたいな状態で、ゼリー飲料やお粥のようなものしか食べられなかったり、ごはんが食べられる時もいつもの半量程度でもう無理となる。胃が弱り、それによって強い倦怠感が発生する…といういつものパターン。動けるけれど、とにかくだるい、しんどい。歩くスピードも落ちて、早歩きがつらい。
この倦怠感がもう、地味にしんどい。どれだけ身体が重かろうと、仕事も家事も犬の世話もある。動かざるを得ない。このだるさでいっぱいの身体を起動して動かそうとすると、今度はガツガツと気力が消費される。体力だけでなく気力も消費されるとなると、空き時間はもう大体行き倒れていて。スマホで文字を眺めてなんとか気力回復を図るうちに、だいたい寝落ちしている。
これがめちゃくちゃ仕事が忙しいとか子育て中とか、ハードな日々を送っているのならわかる。でも身体をしっかり休めながら無理はせず、体調優先の比較的のんびりとした生活を送っていてのこれなので、まったく納得がいかない。昔から大病はしないが病弱だとか、体力がないとか言われがちではあったけれども。自分の身体のスペックの低さには、いつも本当にがっかりさせられる。
が!!なんということでしょう!!
そんな長年の悩みの解決策がみつかった。それが冒頭に書いた、補中益気湯だ。
静岡で神社参拝をした際に、健康について神頼みをしてきたのが良かったのか。旅先から帰って1週間ほど経った頃、ふと「漢方薬に頼っては…」という考えが浮かんだ。こんな体調の持ち主なので当然ながら、これまでにも漢方に頼ったことはある。しかし毎年夏のエアコンで不調になる胃は、病院で出される漢方では全く効果がなかったし。昨年はわざわざ漢方薬局で調剤してもらったのだが、値段の割にはいまいち…という印象で。これ以上、積極的に試そうとは思っていなかった。
それなのに、ふっと「体調に合いそうなものを自分で調べて、試してみようかな」と思い立ち。ネットで見かけた、『体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすい者』の『虚弱体質、疲労倦怠、食欲不振』に効くという補中益気湯の説明を読んで。「これはまさに自分なのでは!?」と閃いて、さっそく取り寄せて試してみたら…
なんということでしょう!!(2回目)
飲み始めて2日目で、サプリもエビオス錠も胃腸薬も養命酒もハーブティーもキューピーコーワGもクエン酸も栄養ドリンクも効かなかっただるさが、倦怠感が、魔法のように消えて…もうそこからの日々の快適さといったら!!
しっかり動いても体力ゲージが赤ゾーンまでいくことがなく、常に60〜70%の体力が担保されているような感覚で。「韓国の家電みたいに突然ダメになるよね」と言われたこともある、"少しの無理で、体力が30%をきる仕様でーす☆"みたいな身体の持ち主としては。「こんなドーピングみたいな効き方の補中益気湯が、"ヤバいお薬"じゃないなんて!?」と慄いたし。なんならこの薬を神棚に祀り上げて、日々手を合わせたいくらいだ。本当にそれくらい、よく効いた。
これまでずっと、体力とは筋力で。身体を鍛えねば手に入らないのだろうと考えていた。でもまさか、こんな体力ポーションみたいな手っ取り早く解決できる方法があったなんて。もっと早く知りたかった!!!と思いつつ、毎日せっせとこの愛しい薬を飲んでいる。もうこれは一生手放したくない。
こうして自分にとって補中益気湯は、もはや我が家の家宝だといっても過言ではない存在となったのだった。(完)
※漢方薬の合う合わないは体質があるので、ご注意を…
サポートはたぶん、うちのかわいいワルチーズのおやつか好物のささみに化けます…!