18祭に、戻りたい。

みなさんおつかれさまです。悠來です。

動画自体は少し前のものですが、最近はじめて聞いて、感じるもの、考えることがあったので書きました。

[Alexandros]さん、川上洋平さんに感謝を込めて。ありがとうございます。




Philosophy

最近、[Alexandros]さんにはまっているという話をしましたが、、、

その中でも好きな曲の一つにPhilosophyという曲があります。少し前の曲です。この曲がNHKの18祭の曲だったということはあとで知ったのですが、、、曲を聞いたのはほんの最近のことですが、、、
ほんとうに、歌詞が良いんです。すごく、すごく心にささる。


「何回やっても失敗してばっかで、もーやーめたって笑った」
ことさえもない。何にも挑戦していないんです。

「何もかもが光って、妬ましく思えた
あの夜 僕はどうしても笑えずにいたんだよ」
今がこれかもしれない。



この曲を聴いていると、18歳では悩んで、夢を叶えたいけど自分はこんなだから、こんなことしかできないから、と思ってしまっているけど、僕は僕でしかない、マイナスの感情はマイナスだけじゃない、マイナスで×ればいい、
という、夢へ背中を押してもらえる気持ちになります。




でも思いました。わたしは、これが、今の状態が夢を追いかけているのかと。こんなに葛藤した日々があったのかと。もし18歳のときにこれを聞いていたら。もしもっと自分の将来について考えていたら。川上さんの言葉を聞いていたら。今はもしかしたら違うかもしれない。

もっと、はやく、[Alexandros]さんに会っていたかった。
もっと、はやく、自分の将来を考えていたら。

18祭に、18歳に、戻りたい。





気づいたら、自分は空っぽでした。


小学生のころから、簡単に言えば勉強ばかりしていました。
理由としては、、まあ両親としては勉強していい高校に入っていい大学に入っていい仕事についてほしいという気持ちがあるでしょうから、とりあえず勉強しておけばいい、と思っていたと思います。小学校卒業の時、よくある、将来の夢を書く的なことがあり、医師と書きました。親戚に医師がいたので、それに頭も良くて経済的にも安定な仕事だと感じていたので、本当に、具体的にこうなりたい、と心から考えているものではありませんでした。
中学生になって部活が始まっても、やはり勉強がいちばんに考えていました。悪いことではないと思うんですけど、、、。将来したい仕事を調べる学習が学校でありましたが、特に考えず、最近本で読んだ職業で、いわば適当に、選んで調べていましたね。とにかく今、勉強しておけば、選択肢だって広がる、何にでもなれる、と考えていました。

高校生になると、最初から志望大学、学部学科を書かなければならず、確か、小学校のときと変わらないような思いで、+親からの期待くらいで国立大の医学科を書きました。ここが、最後の分岐点だったのかもしれません。
ここで医学科を書いてしまったがために、自分はその道しか考えなくなりました。考えられなくなりました。ただ、医学科に行って医師になる。それだけ。本当に、それだけ。その先の道なんて、全然考えていませんでした。





なぜ最後の分岐点となり、引き返すことも道を変えることもできなくなったのか。

一つ目。あきらめることが嫌いだからです。この場合、あきらめるという言葉は当てはまらないのかもしれませんが、、、。一度、目指そうと思ったもの、しかも結構高い目標ができると、それをあきらめることや自分が達成せずに他人が達成しているところをみるのが嫌いです。負けず嫌いでしょうか、、、。なんとなく、悔しい気持ちになる。

二つ目。親からの期待。親戚に医師がいると書きましたが、その人も含め両親からは期待というか、安心されていました。高校に入るまでも勉強を頑張って、高校入試もまあ大丈夫だろうと思われていたし、そのまま医学科という進路に向かってもらえることは安心、誇りだったと思います。

三つ目。ほかの選択肢を考えなかった。これが一番大きいと思います。医師になりたくてその道しか考えていない、のではなく、考えようとしなかった。決して、将来がどうなってもいいとかいい加減に思っていたわけではないのです。考えようとしなかった。自分はどんな大人になりたいか、自分は何ができるのか、何になりたいのか、何が好きで何が嫌いか、、、今思い出せないんです。18歳の葛藤が。
[Alexandros]さんのPhilosophyをきいて感じたのはこれなんです。
進路のことで親にも教師にも抗ったことがありません。抗うことが重要なのではなくて、将来のことに強い気持ちをもったことがない。強い気持ちや本当の野望を持って将来のことを語ったことが、考えたことが、ありません。

もしかしたら、そのような強い気持ちをもって生きてきた人なんてほんの一部で、そうでない人がごまんといるかもしれません。でも、[Alexandros]さんや18祭の映像を観て、聞いていたら、なにも考えず生きている自分がとてもみじめに、かわいそうに感じました。これでいいのか、と。もっと、何をすればよかったのか、と考えてしまいました。一度しかない人生を、なんてもったいない生き方をしているのだろう、と。




川上さんは、高校でバンドを組んで、高校生活でたった一回、一日だけ、大勢の前でライブをして、その瞬間に、音楽で食べていくと決めたそうです。
もしわたしの友人がそんな人だったら、反対しますし、馬鹿にする、と思います。言わなくても、心の中では。
でも20歳になって、将来の道が一本のびているけど先が厚い霧で覆われているような自分にとっては、川上さんが本当に羨ましいです。尊敬しています。川上さんは大学に進学し会社員?となった後も夢を追い続け、今があるようです。
今、自分が頑張って目指しているのは、とりあえず医師になること、なんです。いい環境を与えてもらえて、本当に感謝しています。でも。でも。そこには何の目標も将来の具体像も、強いパッションも無くて、ただひたすらに勉強や試験をこなしているだけのように感じています。
あれ、わたし、小学生から、何も変わっていませんね。

気づいたら、自分は空っぽでした。




ただ、今の大学をやめることは全く考えていません。ここで、何かを、わたしのできる、強い気持ちを持てる何かを、見つけます。自分の将来について、もっと考えてみます。



10代の、18歳のあなたへ。

もし、10代でこのnoteを読んでいる人がいたら、
ぜひ、[Alexandros]さんのPhilosophyをきいてください。そして、それにただ感動するだけではなくて、自分の将来を、夢を、叶えたいものを、強い気持ちを、考えてほしいです。大学に入ってからでも遅くないかもしれないけど、なんとなくで進まないでほしいです。なんとなくで勉強しないでほしいです。なんとなくで生きないでほしいです。勉強しておけば、何にでもなれると考えていた、と書きましたが、全然そんなことはなく、逆に、何者にもなれませんでした。



夢を追い続けることができるとは限らないし、夢をかなえられるなんて断定はできません。でも、どうしようどうしようと悩んで困って泣いて、つらくて悩んで、、、と考えることは、絶対に必要だと思います。絶対に、必要だった。





どうか、わたしみたいな人が、わたしみたいに20歳になってから後悔する人が減りますように。










みなさん今日も、おつかれさまです。気楽に、生きていきましょう。



以前、大切な人に、自分は医師に向いていないんじゃないかと相談したことがあります。まずは勉強だといわれたけど、最後に、そうやって考えることが大切、といわれました。改めて気づかされました。ありがとうございます。



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