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「社会人」として高評価を追い求めることは正しいのか

職場や学校など、私たちは社会で生きていく上で、他人から評価されることから逃げるのは難しいと思われます。

僕も医学生時代や、医師として働くようになった社会人以降も、他人からの評価に多かれ少なかれ、左右されてきました。

周囲を見渡すと
「本当は実力があるのに他人から十分に評価を得られていない人」
が少なからず存在しているように感じます。

ですが、そのようなタイプの人の一部において
そもそも他人から評価されることを、最初から気にしていない
方もいるようです。我が道を行っているような感じですかね。

なぜ、実力と評価に食い違いが起きるのか。
そして、それを気にしていないのはなぜなのか。
僕なりに考察してみます。

原因:
環境に応じて評価基準が常に変化する

なぜ「社会人」になってから、本来の実力を認められない人が生まれてしまうのか。学歴も高く、よく勉強をしているのに何故なのか。

理由としては、これまでの人生において学業を中心に、実力を十分に発揮できてきたからこそ、「学校」と「社会」の評価基準の変化についていけないという問題が生じているのだと予想されます。

似たような人(=学業成績優秀者)が集まるような環境にいることで、
「学業とは全く関係がないが社会で重要な能力」
が客観的にみて不足していることに気付かずに、大人になっていくパターンが多いのではないでしょうか。

しかし社会に出ると、これまでの人生で主軸となっていた学業成績という評価基準が、ほぼ機能しなくなります。社会では「テストの点数」のようなわかりやすい評価方法が存在しないからです。

社会ではどのようなことで「出来る人と出来ない人」が左右されるのか。

円滑な会話ができる
分け隔てなく他人と接する
体力がある
手先が器用
努力を継続できる
他人を不快にさせないような雰囲気や見た目をしている
一つ一つの動作を可能な限り素早く終わらせる(タイムマネジメント力)
情報の要約能力がある
ユーモアがある
・・・etc

思いつく順に書いてみるとこんな感じになりました。
この中に挙げたもの以外にも沢山あるよ!と思われる方もいらっしゃるでしょう。
それらが今の僕に不足しているものになるのだと思います。

「学生」における絶対的な評価基準は「学業成績」
「社会人」における評価基準は「多様」

社会人になると同時に、この違いにいち早く気付き、自分を変化させる。
そして社会人になった後も、部署や職場が変わるごとに、求められる能力が異なっていくので、そういった変化に対応する。これを一生継続する…

他人からの評価を高く保つためには、このようなサイクルを延々と続けることが必須となります。
書いているだけで鬱々としてきました…笑

結論:
他人から高評価を得るテクニックは確かにある。しかし、その努力を継続することが正義とは限らない

評価基準が変わるというのは、社会のみならず常に起こる事です。
インターネットのSEOも、その一つですよね。
そしてその変化に対応するのは大きな労力が必要とされることも同様です。

「社会人」としての成功を狙うならば、様々な変化に対する適応を永遠と繰り返す必要が出てきます。しかし、これを一生続けるのは、体力気力ともに相当なものが要求されることは想像に難しくありません。

僕自身も、今のところは医師としての成功(=社会人としての成功)を念頭に置いてみてはいます。

しかし、労力に見合った何らかのリターンが得られなかったり、そもそもそのような努力を何十年も継続することに疲れてしまったりすることもあるかもしれません。

「学生」であれ「社会人」であれ、高評価を求めることは大切なのかもしれませんが、それが正義だとも言い難いと感じます。

現代は「自分らしく」生きることに重要性を見出す風潮があるようにも感じますし、自らがやりたいと思ったことに全力を注ぐのも悪くないでしょう。

勿論、好きなことをすることがお金を稼ぐことには必ずしも結びつかない、ということも無視はできませんが…

冒頭に示したように
「実力と評価が一致していないが、そのことを全く気にしていない」人は、「社会で高評価を受けることに重要性を見出さない生き方を選択した」ということなのかもしれません。

要は、金銭や社会的権威などを含め、自分のプライドをどのように満たしていくのかを、しっかりと決めていれば、充実した人生を送ることができるということになりますね。

僕も周囲の評価に振り回されすぎることなく、マイペースを意識して頑張っていこうと思います。

今回の内容は小難しくなってしまい、表現に少し難渋してしまいました。読み難かったら申し訳ありません。
今後も無理なく書いていきますのでよろしくお願いします。

お読みいただきありがとうございました。

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